C・イーストウッド4年ぶりの主演作「人生の特等席」が11月公開(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120829-00000006-eiga-movi
2008年の監督・主演作「グラン・トリノ」で実質的な俳優引退宣言をしていたクリント・イーストウッドが4年ぶりに主演する「人生の特等席」(ロバート・ロレンツ監督)が11月23日に公開することが決定した。今年82歳を迎えるイーストウッドが自身の監督作以外で、俳優に徹した主演作としては19年ぶりとなる。
ロレンツ監督は「マディソン郡の橋」(95)以来17年にわたり、イーストウッドから映画製作を学んたイーストウッドの愛弟子で、「監督という仕事を学ぶのに彼以上の師匠はいないよ。私はとにかく何でも吸収した。クリントはいい意味でとても昔かたぎで、映画の事を他の誰よりも理解している」とイーストウッドについて語る。
映画に人生を捧げた男といっても過言ではないイーストウッドが本作で演じるのは、“野球に生涯を捧げる男”ガス。ガスは大リーグの伝説的なスカウトとして知られていたが、年齢による視力の衰えを隠せず、その手腕に球団フロントは疑問を持ち始める。苦しい立場のガスを、長年離れて暮らし、良好とはいえない関係の一人娘のミッキー(エイミー・アダムス)が手助けすることになる。父と娘が久々に対じすることにより、秘められた過去と真実が明らかになる。アダムスのほかジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマンらが共演する。
ロレンツ監督は撮影中、イーストウッドが見守るようにモニター見つめていたと明かす。「とにかく完璧に準備した。一瞬でも迷いは見せられなかった。撮影が始まってある時点まで彼(イーストウッド)は私を観察していて、力を見極めようとしているのを感じたよ」と緊張感のある撮影を振り返った。
「人生の特等席」は11月23日から全国で公開。