「踊る大捜査線」スリーアミーゴスは2人だった!? 今明かされる誕生秘話!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000008-flix-movi
この三人がそろった姿も見納め! ついに完結編となる映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が公開され、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁が、「スリーアミーゴス」誕生秘話を明かした。
映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』写真ギャラリー
15年前、シリーズの舞台、湾岸署の署長・神田役、副署長・秋山役、刑事課長・袴田健吾役で「踊る大捜査線」に参加した三人。小野がシリーズ開始当初を「けっこう現場に出ていたんですよね、よく考えると。夜中のロケとかにも参加していたし……」と振り返ると、北村は「僕は現場にいる彼(小野)が非常にうらやましいと思っていたんですよ!」と言う。確かに、当初は北村、小野、斉藤のスリーショットよりも、北村、斉藤のツーショットが多かった。なぜ三人になり、スリーアミーゴスになったのか?
その理由について北村は、第9話のワンシーンに言及する。「小野ちゃんが、ある日おかしいことをしたのよ! (水野美紀演じる柏木)雪乃さんが、警察官になるために国家公務員の試験を受けると湾岸署に伝えに来るシーンがあるんだけど、そこで彼が突然二枚目な顔してやって来て、彼女に参考書を渡すの! そのシーンがすごく面白くて、それでこっちに来たの。自分の責任なの! いつの間にかこっちに来て、スリーアミーゴスになっちゃったんだよね」。
小野は、このシーンの後も、第10話で雨の中、1発の銃弾を警察官たちがプライドをかけて捜す名シーンにも参加。最初は自分たちの役柄は名字のみで名前も与えられていなかったことにも言及した北村と斉藤は、とにかくこれをうらやましがり、小野がスリーアミーゴスの一員となったことについて、「身から出た錆」と言う。
しかし、小野は「三人共、敵役にもいけるキャラクターも持っていると思うのですが、陽の方に針を振ってくれたスリアミに出会えたというのは、すごくラッキーだったと思います」。これには北村も斉藤も同調で、「僕ら三人が世間に認知してもらえた」「感謝してもし切れない」と声をそろえる。
1日に放送された「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」、そして7日に公開された映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』では、神田、秋山は指導員になり、袴田は副署長に。ユースケ・サンタマリア演じる新署長・真下正義、故・小林すすむさんが演じた刑事課盗犯係係長の中西修、佐戸井けん太演じる刑事課課長・魚住二郎が“新スリーアミーゴス”といった雰囲気を醸し出していたが、それについては「僕らにはかなわないでしょう!」と一蹴した三人。北村は「こう言っちゃなんだけど、僕ら三人のコンビネーションも良かったよね」と15年での飛躍を振り返ったが、まさにそのとおり! この三人がそろった姿もこれで見納めなんて寂しすぎる。(取材・文:編集部 島村幸恵)
映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国公開中