全世界7000万部の映画化企画に挑んだ「ハンガー・ゲーム」主演女優が激白(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120921-00000012-eiga-movi
全世界7000万部突破というスーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化し、全米興行収入4週連続No.1のメガヒットを記録した「ハンガー・ゲーム」について、主演を務めたジェニファー・ローレンスが語った。
富裕層が支配する独裁国家パネムが、民衆の蜂起を抑制する見せしめとして行う競技“ハンガー・ゲーム”。12の地区から選出された10代の男女24人が最後の1人になるまで殺し合う、この残酷なゲームのプレーヤーとなった少女カットニスが、政府への怒りを秘めながら決死のサバイバルを繰り広げていく。
ローレンスは原作のファンであったことから主演を快諾するが、カットニスという強烈な個性を放つキャラクターを演じるうえでのプレッシャーもあったようだ。
「素晴らしい小説で、数日で一気に読んだわ。設定は未来だけど、真実味がある。歴史は繰り返されると感じた。そして、自分の手で世界を変えようとする、未来のジャンヌ・ダルクともいうべきカットニスにも強くひかれたの。起用が決まった後に原作者のスーザンと電話で話す機会があったんだけど、原作が大好きだし、彼女の大ファンだから舞い上がったわ! でも、私には役を演じる上で、周囲に言われていたことがあったの。20歳を過ぎている私の年齢や、地毛がブロンドだったこと。実際、私がイメージするカットニス像とも違ったし。でも、キャラクターの生みの親と話して重い肩の荷が下りた。“あなたならできる”と背中を押してもらえたから」
原作者からの言葉を励みに徹底した役作りを行い、スタントも自分でこなせるように「ランニングのコーチをつけたし、スタントの練習もやった。壁を上ったり天井からジャンプしたりもしたわ。カットニスは狩りが得意という設定だから、アーチェリーの練習は何週間も。きつかったけど楽しかった」と、ハードなトレーニングに臨んだ。そして、“ゲーム”のスタッフを演じるロック・アーティストのレニー・クラビッツ、大統領として登場する名優ドナルド・サザーランドら、多彩な顔ぶれとの共演も大きな刺激となったと語る。
「レニー・クラビッツとは親友よ。あんなに有名なロックスターなのに、みんなを気遣い、癒やしてくれる存在だった。ドナルド・サザーランドとのシーンは一生忘れられない。彼の演技と迫力に身震いしたわ。普段はとても楽しい人なのに、スノー大統領を演じる時のスゴみは鳥肌モノなんだから!」
「ハンガー・ゲーム」は、9月28日から全国公開。