尾崎豊のライブ映像を初映画化 未公開映像含め2週間限定上映(オリコン) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000331-oric-movi


1992年に他界した歌手・尾崎豊さん(享年26)の生涯最後のライブツアーとなった『BIRTH LIVE』の初日映像を、映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』と題して12月1日より2週間限定で全国公開することが9日、わかった。

【写真】尾崎豊さん長男・裕哉が、写真展で父の代表曲熱唱 (12年09月06日)

 10代でデビューするやいなや、若者たちの孤独と大人への反抗心を歌にぶつけ、瞬く間に同世代のカリスマとなった尾崎。20代に入ると無期限の活動休止のほか、スキャンダルなども報じられるようになった。そんな尾崎の完全復活を印象づけたのが、神奈川県・横浜アリーナで、「久しぶりだね」の第一声で始まった同ライブだった。これまでにイベント上映で放映された映像はあったものの、劇場版の映画は尾崎にとって今回が初となる。

 映画化実現に向け、舵をとったのは尾崎を世に送り出した生みの親ともいえる総合プロデューサー・須藤晃氏だ。今年9月に開催された写真展『「尾崎豊特別展」OZAKI 20』には、13日間で2万人以上のファンが来場。そこで須藤氏は「大きなスクリーンで尾崎豊が観たいと直接いわれました。フィルムコンサートを実現させたいという署名活動をしてくださっている方々も存じていました」とファンの声に応えるべく、ライブの映画化を画策したという。

 同氏は「ちょうど横浜アリーナでのツアー初日の映像が部分的にしか世の中に出ていないことを知り、なんとかこの映像で映画館ライブのようなものができたらという想いで今回の公開にこぎ着けました。日本のロック史上に大きな影響を与えた伝説のパフォーマンスを大音響の中で皆さんで体験していただきたいと思います」と、熱い思いを打ち明けた。

 映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』は12月1日より、2週間限定で全国公開。18台ものカメラで収められた膨大な映像素材が、最新の変換技術によりフルデジタル上映される。