J・マカヴォイのイタズラ顔に胸きゅん 『声をかくす人』インタビュー映像到着!(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121025-00000010-cine-movi
アメリカ人はもちろん、世界史の教科書を開いたことがある者なら誰もが知っているアメリカ史上最も衝撃的な事件の一つ“エイブラハム・リンカーン大統領暗殺”。この事件の重要人物でありながら歴史の陰となったひとりの女性を、巨匠ロバート・レッドフォード監督が描いた『声をかくす人』。本作で主演を務めたロビン・ライトと共演のジェームズ・マカヴォイのインタビュー映像をシネマカフェが独占入手した。
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1865年、南北戦争終結直後、新しい国を導くはずのリンカーン大統領が暗殺される。すぐに8人の犯人グループが逮捕されるも、その中で世間の注目を集めたのは南部出身の女性、メアリー・サラット(ロビン・ライト)だった。夫亡き後、下宿屋を営む彼女は、犯人たちにアジトを提供したとされるも、裁判の席でサラットは「私は無実です」と静かな口調で主張し、それ以外の事は何も語ろうとしない。彼女の弁護を渋々引き受けた元北軍の英雄・フレデリック(ジェームズ・マカヴォイ)は、次第に彼女は無実で、ある秘密を守るために自らの命さえ差し出すつもりではないかと思い始めるのだが…。
フォード劇場で観劇中のリンカーン大統領を暗殺した主犯が、当時有名な俳優だったジョン・ウィルクス・ブースだったことで大きな注目を集めた、この誰もが知る事件。しかし、リンカーン大統領暗殺に加担した罪で告訴された唯一の女性であるメアリー・サラットの存在については、日本でも、そしてアメリカでもあまり知られていない。今回届いた映像でも、ロビンとジェームズは共に「まったく知らなかった」と語る。それもそのはず、本作で描かれるストーリーは、人知れず陰に追いやられた真実なのだ。残された資料を徹底的に検証することで、世界中が注目した裁判を、それに翻弄された人物たちを再現することに成功したのだ。
本作の主人公、アメリカで初めて死刑になった実在の女性メアリー・サラットを演じたロビンは、本作を「正義」の映画だと語る。「彼女が有罪か無罪かは、ある時点でほとんど重要じゃなくなる。隠している“真実の中の真実”は何なのか? ということなの」と見どころを明かしている。さらに「それと同じくらい重要なことは、この映画が貢献していることなんだ。この物語は僕たちの人生すべてを形作ってきたとても重要なことについて、その事実を語っている。この瞬間も、あの法廷で起こったことが、あの女性に起こったことが、世界を形作っている。だからこの物語の重要な点はそれを僕たちが語るという事実、ものすごい出来事をこの映画で観てもらえるという事実なんだ」と熱のこもった口調で話すジェームズ・マカヴォイ。
しかし、そんな真摯に語るマカヴォイだが、どうやら彼の本性はイタズラっ子のようで突然、インタビュアーの質問を「さあね…分からないなあ(笑)」とはぐらかし始める。さらに、その少年のように楽しそうなマカヴォイにつられたロビンも「忘れちゃったわ(笑)」とイタズラに成功した子供のように笑い合う、2人の息の合った様子も。
マカヴォイの少年のようなイタズラにきゅんとさせられながら、歴史から忘れ去られた一大事件の真実を覗いてみては?
『声をかくす人』は10月27日(土)より銀座テアトルシネマほか全国にて公開。
※こちらのインタビュー編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。
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