東京国際映画祭最高賞は中東問題描く『もうひとりの息子』 仏作品が2年連続受賞で幕(オリコン) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121028-00000301-oric-movi
アジア最大級の映画祭『第25回東京国際映画祭』(TIFF)が28日閉幕し、東京・六本木ヒルズで閉会式が行われた。全15作品が選出されたコンペティション部門の最高賞「東京サクラグランプリ」は中東問題を描いた仏映画『もうひとりの息子』に決定。メガホンを執ったロレーヌ・レヴィは最優秀監督賞にも選ばれW受賞となった。
同作はパレスチナとイスラエルの間で起こった出産時の子どもの取り違えに端を発し、2つの家庭を通じて、育った場所と生まれた国の両国にあるアイデンティティーと信念に揺さぶられながらも、根深い憎しみからの開放をめぐるヒューマン作。
昨年のグランプリを獲得した仏映画『最強のふたり』は母国での公開以降、ヨーロッパ全土を席巻した話題作で、海外での受賞も相次ぐ今年を象徴する1本となった。現在は日本でも公開中で、興行通信社による「全国動員ランキング」のTOP10へのランクインを繰り返しているロングヒット作となっただけに、『もうひとり~』にも高い関心が注がれるのは間違い無い。