連続殺人犯が超ブラック企業を設立!?社員のミスは死で償わせる!(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121104-00000009-mvwalk-movi


世の中にブラックと呼ばれる企業は数あれど、ここまで過酷な業務を強いる会社は他にないはず。そう思わせるオーストラリア発のホラー映画『ヘッドハント』が11月3日から公開されている。

【写真を見る】彼こそが、左手以外は凛々しい企業家に見える、連続殺人容疑者兼レッド社代表取締役

この作品の舞台となるレッド社がどれほどきついのか。入社初日の流れを確認しよう。まず、事前に拉致されていた新入社員は、手足を錠につながれて身動きが取れない監禁状態の中、入社式(?)に参加させられる。「私は、トーマス・レッドマン。あなたたちの社長です。君たちの業務は私の無実を証明し、真犯人を探すことです。そして、5回ミスをした者はクビです」という社長からの挨拶が終わると、早速業務開始となる。

ちなみに、ここでいうクビとは「解雇」という一般的な意味ではなく、本当にクビを切るということ。つまり、クビ=死が待っているということだ。6人の新入社員は与えられた捜査資料とパソコンを駆使して、初日から死に物狂いで働く。このようにレッド社は、無茶苦茶なルールが強引に適用される黒い企業だ。

業務形態だけではない。レッドマン社長のビジュアルもなにかと恐ろしい。「ピーター・パン」のフック船長よろしく、片腕の鉈のような刃物をちらつかせて社員を監視。ミスをする度に社員の額にその刃物で傷をつけてクビのカウントダウンをしていくのだ。ところで、この社長、自分の無罪を証明するために、拉致・監禁・暴行・殺人という重大犯罪を重ねていることに気付いているのだろうか?真犯人を見つけても、捕まってしまいそうだが。

なお、本作の特殊メイク監修には、『13日の金曜日』(80)や『ゾンビ』(78)で特殊メイクを手がけたトム・サヴィーニがクレジットされているため、人体破壊の描写は流石のできばえだ。「今の職場はきつすぎる!」と思っている方も、本作『ヘッドハント』を見れば、世の中、下には下(?)があるということがきっとわかるはず!?