トマス・ヴィンターベア監督×マッツ・ミケルセン主演『THE HUNT』が2013年3月公開!(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121109-00000030-mvwalk-movi


第65回カンヌ国際映画祭で男優賞、エキュメニカル審査員賞、ヴァルカン賞の3冠を獲得した『THE HUNT』(原題)の邦題が『偽りなき者』として、2013年3月に公開されることが決まった。世間からじわじわと迫害される理不尽な恐怖と、無実の人間の尊厳と誇りを賭けた孤独な戦いの行方を、張り詰めたタッチで描き出す重厚なヒューマンドラマだ。

【写真を見る】第65回カンヌ国際映画祭で男優賞を獲得した際のマッツ・ミケルセン

離婚と失業の試練を乗り越え、穏やかな日常を取り戻したかに思えたルーカスは、親友テオの娘クララの作り話が元で変質者の烙印を押されてしまう。クララの言葉を信じ込んだテオや町の住人たちは、身の潔白を説明しようとするルーカスの声に耳を貸そうとせず、ルーカスは仕事も親友も、そして信用も全て失ってしまう。ルーカスに向けられる憎悪と敵意がますますエスカレートし、真実が深い闇の奥に葬られようとするなか、それでもルーカスはテオに「自分は何もしていない。どうしてそれがわからないのか?」と訴える。

主人公のルーカスを演じるのは、北欧の至宝と謳われる名優マッツ・ミケルセンだ。『007 カジノ・ロワイヤル』(06)で悪役ル・シッフルを演じ、国際スターの仲間入りを果たした。本作では、決してぶれることなく無実の主張を貫き、精一杯誇り高くあろうとするルーカスの魂の叫びを渾身の力を込めて熱演している。監督・脚本は、カンヌ国際祭映画祭で特別審査員賞を受賞した『セレブレーション』(99)から、デンマークアカデミー賞5部門に輝いた『光のほうへ』(11)まで、常に問題意識の高い秀作を発表し続けるトマス・ヴィンターベア。共演はトマス・ボー・ラーセン、アニカ・ヴィタコプ、ラセ・フォーゲルストラム、スーセ・ウォルドなど。