ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ&アマンダ・セイフライド“両手に花”でご満悦(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121128-00000017-eiga-movi


人気ミュージカル劇を映画化した「レ・ミゼラブル」のジャパンプレミアが11月28日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、メガホンをとったトム・フーパー監督(「英国王のスピーチ」)、舞台版の製作も手がけたプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが出席。主人公ジャン・バルジャンを演じるジャックマンは「私は日本に来てとてもうれしいです。素晴らしい!」と日本語で挨拶し、写真撮影では共演する美女ふたりに挟まれた“両手に花”状態ですっかりご満悦だった。

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 ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されロングランを記録した人気ミュージカルを映画化。元囚人のジャンは、運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託され、正しき人の道を模索しながら生きようと決意するが……。堂々たる主演ぶりが話題のジャックマンは「この作品は本当に特別。リーダーとして現場を率いたトム、そして(舞台の)生みの親であるキャメロンにお礼を述べたい」と感謝しきり。劇中では、元舞台俳優としての本領を発揮し、見事な歌声も披露しており「撮影中は毎日が舞台の初日を迎える気分だった。トムのおかげで、ふだん以上に自由で自然な演技ができた」と振り返った。

 一方、フーパー監督は「ジャン・バルジャンの候補者リストには、ヒュー・ジャックマンの名前しかなかった。真の人格者であり、彼にしか演じられない役柄」と熱弁。さらに成長したコゼット役にセイフライドを起用した理由を「最も美しい女優だから」と説明すると、隣に座るハサウェイが「何ですって? もうあなたは私にとっては他人よ」とジョークまじりに突き放す場面もあり、チームワークの良さを垣間見せた。

 そのハサウェイは、ファンテーヌ役でアカデミー賞助演女優賞のノミネートが確実とみられており、「出演が決まったときは、喜びが大きすぎて沈黙してしまったほど。今もその喜びはずっと続いているわ」。セイフライドも「出演依頼をもらったのは、クリスマスの3日前。最高のプレゼントになったし、人生でいちばんエキサイティングな瞬間だった」としみじみ語っていた。

 映画には元囚人であるバルジャンを執念深く追う警官ジャベール役のラッセル・クロウ、コゼットの恋人マリウス役のエディ・レッドメインほか、ヘレナ・ボナム・カーター、サシャ・バロン・コーエンら豪華キャストが共演。11月23日(現地時間)、米ニューヨークで初披露され早くも「アカデミー賞の有力候補」の声があがる高評価を得ている。

 「レ・ミゼラブル」は、12月21日から全国で公開。