「まどマギ」上映に「ガンダム」富野監督講演も!サンマリノで日本アニメイベント開催!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121127-00000025-flix-movi
現存する世界最古の共和国として知られる小国家サンマリノ共和国で12月7日から9日、日本のアニメーションを紹介する「サンマリノ国際アニメーション フェスティバル」が初めて開催される。
主催はサンマリノ共和国と同フェスティバル実行委員会という、国を挙げての一大イベントで、アニメ業界も全面バックアップ。欧州でも人気の「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクターたちが同国の世界遺産ティターノ山をバックに立つ映画祭ポスターも完成し、世界のアニメファンが熱い視線を送っている。
開催はわずか3日間だが、内容は実に濃い。『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』や後編となどの最新作から、劇場版第2作『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』(1998年)といった旧作、テレビスペシャルとして2003年に放映された「ルパン三世 お宝返却大作戦!!」など計12作を上映。また会期中には、“アニソン”を数多く手掛ける音楽ユニットJAM ProjectとALI PROJECTによるライブや、「機動戦士ガンダム」で知られる富野由悠季監督の特別講演も行われる。富野監督には早くも現地マスコミからの取材申し込みが殺到しているという。
同国の人口は3万1,534人(数値は2010年のもの 外務省調べ)だが、在日サンマリノ共和国大使館のリカルド・リッチョーニ参事官は「約3万人の観客動員を見込んでいます」と会期中の人口ジャスト2倍増に備えて万全体制が整えられているという。軍隊を持たず、平和と自由を重んじる同国らしい寛容なイベントだが、今回の開催は、観光業に力を入れている同国と、日本発で海外に作品を紹介したいアニメ業界の意向が一致して実現したもの。その下地には、隣国イタリア同様、サンマリノの人たちも古くから日本のアニメに親しんできた歴史もあるという。
さらに今回は文化交流のみならず、サンマリノの特産である陶磁器を活用し、「ドラゴンボールZ」のキャラクターなどが描かれたシリアルナンバー付き絵皿を会場限定で販売することも決定。産業面の活性化も考慮しているという。リッチョーニ参事官は「わが国でもこうした大規模な文化的な催しは初めてなのですが、欧州でも類を見ないユニークなイベントになると思います」と早くも自信を深めている。(取材・文:中山治美)
「サンマリノ国際アニメーション フェスティバル」は12月7日~9日、同国歴史地区にあるクルザール・ホールなどで開催