ティム・バートン監督来日!「大好きな東京」と再来日に笑顔&喜び!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000030-flix-movi


ティム・バートン監督の最新作となる3Dファンタジー映画『フランケンウィニー』の来日記者会見が3日に都内で行われ、バートン監督がプロデューサーのアリソン・アベイトと共に出席して作品に込めた思いを語った。

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 バートン監督は「大好きな東京にまた来ることができてうれしい。日本の皆さんにぜひ映画を楽しんでもらいたいね」と笑顔であいさつ。そして「この映画は、自分が子どものころ飼っていた愛犬との思い出が原点になっている。今回描きたかったのは気持ちの上での絆、自分の愛するもの、大切なものへの思いなんだ」と作品に込めた思いを語った。

 また、「映画には個性的な子どもがたくさん登場するが、自身はどんな子どもだったか?」と聞かれたバートン監督は「モンスター映画が大好きな子どもだった。そういう意味ではこの映画は特別な作品だね」とほほ笑んだ。一方、プロデューサーのアリソンは、ティム・バートン作品について「一見、奇妙な世界観だけど、その中にあるのは温かい心。キャラクターが非常にユニークな、奇妙な見た目でありながら、共感できる人間らしい優しさがやどっているところね」とその魅力を語った。

 会見後は、本作に声優として参加しているハリセンボンの箕輪はるかと、オリエンタルラジオの藤森慎吾と中田敦彦が主人公のクラスメイトにふんして登場。劇中で主人公ヴィクターが落雷を利用した実験で、愛犬スパーキーをよみがえらせることにちなんで3人の体に電気を通し、その通電をきっかけにスパーキー・リースを点灯させた。箕輪は「アイ・アム・アジアン・ビューティー!」、藤森は「アイ・アム・アジアン・チャラオ!」などと自己紹介してバートン監督を苦笑いさせていた。

 本作はバートン監督が映画『フランケンシュタイン』(1931年製作)にオマージュを捧げて1984年に発表した短編映画を、再び自身の手で長編アニメ化した3D作品。天才科学少年ヴィクターが、不慮の事故で命を落とした愛犬スパーキーの蘇生に挑んだことから起きる騒動を描く。短編版と同じくモノクロ作品となり、ストップモーションアニメの技法で制作されている。(古河優)

映画『フランケンウィニー』は12月15日より全国公開