最新作『007 スカイフォール』も好調!007シリーズが50年も愛される理由とは?(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000033-flix-movi
シリーズ最高の興行収入を記録するなど、話題を呼んでいる『007』シリーズ最新作、『007 スカイフォール』が、12月1日より日本公開された。シリーズ23作目にして、ここまで愛されるのも、主人公であるジェームズ・ボンドに魅力があるからこそだ。そこで、歴代の6人のボンドを振り返っていきたい。
映画『007 スカイフォール』写真ギャラリー
記念すべき1代目ボンドを務めたのは、ショーン・コネリー。日本でも人気の『007/ロシアより愛をこめて』や、浜美枝が出演した『007は二度死ぬ』など、計7作品に出演し、クールでスマート、そして野性味がある「ボンド像」を確立した。続く2代目は、一般にはあまり知られていないジョージ・レーゼンビー。ショーンより、セクシーさは劣るものの、誠実なイギリス紳士らしいボンドを演じた。彼が出演した作品は1作のみだったが、それが『女王陛下の007』。これはファンから熱く支持されている作品で、なんとボンドが結婚するという設定になっている。
3代目ボンドは、ユーモアのセンスが抜群のロジャー・ムーア。彼の出演作は、その当時の状況に左右されているのが面白い。例えば『007/ユア・アイズ・オンリー』では、東西諸国のデタント(緊張緩和)が劇中で取り上げられ、『007/ムーンレイカー』は、1970年代の『スター・ウォーズ』などのSFブームに乗っかって製作されたそうだ。そのロジャーの後を継いだのが、4代目ティモシー・ダルトン。彼の出演作は2作のみだったが、あのダイアナ妃が「原作に最も近いボンド」と評したことも有名だ。続く5代目ボンドは、ご存じピアース・ブロスナン。プレイボーイでセクシーなボンドのイメージはそのままに、女性に少々弱いのも特徴だ。『007/ダイ・アナザー・デイ』のハル・ベリーや、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』のミシェル・ヨーなど、たくましいボンド・ガールが多く登場した。
そして、ロンドンオリンピックのパフォーマンスで、エリザベス女王と「共演」を果たしたのが、6代目ボンドのダニエル・クレイグ。これまでのイメージを覆す荒削りなボンドの登場に最初は反感を買ったが、いまでは評価が逆転する人気だ。『007 スカイフォール』では、シリーズ50周年にふさわしいアクション・シークエンスや、板についたボンドの姿を披露している。
同じ人物でも、それぞれのキャラクターに深みと魅力があるジェームズ・ボンド。最新作『007 スカイフォール』を観る前に、復習しておくとより楽しめるだろう。(編集部・山本優実)
映画『007 スカイフォール』は全国公開中