『ホビット』イアン・マッケラン、ガンダルフ役再登板に迷いとシリーズへの愛を吐露(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000016-flix-movi
映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚(たん)『ホビット 思いがけない冒険』で、再び魔法使いのガンダルフを演じたイアン・マッケランが、シリーズへの思いや、自身のキャリアについて語った。
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ピーター・ジャクソン監督が、『ロード・オブ・ザ・リング』で創造した世界を、再びスクリーンに描き出す本作。再びガンダルフとして「中つ国」に立ったイアンは、メイク担当に至るまで、前作までとほぼ変わらぬスタッフに囲まれ「戻ってきたって感じだよ」と語る。それだけにシリーズへの思い入れも強く、脚本に意見することもあったとか。
本作では、ガンダルフがホビット族の主人公ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)を、ドワーフたちの旅に引き込むことで冒険が始まる。脚本を読んだイアンは、なぜガンダルフがビルボを「ドワーフの冒険に同行させ、彼らを手助けさせようと思ったのか」を語る要素が抜けていると考え、「初めてビルボに会ったガンダルフを入れられないか」と進言。ガンダルフが赤ん坊のビルボと会うシーンが撮影されたといい「映画に含まれるかどうかはわからないな、観てのお楽しみだね」と明かした。
自身のキャリアについて「運が良ければ、今までやったこととは違うことがしたいよ。特に最近の仕事とは違うことをね」というイアン。そのため、ガンダルフ役へのカムバックは「大きな決断だった」というが、「でも、断れなかったんだ。だってほかの誰かにガンダルフを演じてほしくなかったし。当然、ガンダルフ役に合った役者はたくさんいるんだからね」と謙遜しつつシリーズへの愛を吐露。
前作キャストとの再会もうれしかったようで、イライジャ・ウッドとの再会を「今でもイライジャのハグの感覚が残っているよ」と述懐。スタッフやキャストについても「家族みたいなんだよ。家族構成でいうと、僕は子どものような気がする、でもあるときは訪ねてきた伯父さんのようなね」といい、シリーズで育んだ「素晴らしい友情」が「スクリーン上にも表れていたらいいんだけど」とコメント。そして「僕は大丈夫だと思うな。それに必要だと思う、だって『ホビット』も『ロード』のように仲間の物語なんだからね」と本作の魅力を語っていた。(編集部・入倉功一)
映画『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日より丸の内ピカデリーほか全国公開