シド・ミード密着取材 WOWOWドキュメンタリーで、巨匠が描く2042年の未来(RBB TODAY) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121228-00000000-rbb-ent
『ブレードランナー』や『エイリアン2』、『トロン』などで、未来世界のビジュアルを提示してきたシド・ミードの創作世界を追ったドキュメンタリー番組が12月28日22時からWOWOWプライムで放映される。「ブレードランナーの世界を創った男 シド・ミードが描く2042年」である。
WOWOWはプレミア感の高い番組編成で人気だが、独自のドキュメンタリー番組もそのひとつである。今回は、未来世界のビジュアル、デザインで知られるシド・ミードを密着取材し、さらに現在から見た未来について迫った。
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シド・ミードは、1982年にリドリー・スコット監督の名作SF映画『ブレードランナー』の未来都市のビジュアルで、一躍注目を浴びた。理想的な未来社会のイメージが主流を占めた時代に、独特の暗い未来都市を描いたからだ。その卓越した表現は、その後、日本を含む各国のクリエイターの創作活動に影響を与えた。
そうしたひとりに、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』などで知られる押井守監督がいる。押井監督は12月27日に、WOWOWの情報番組「渋谷LIVE!ザ・プライムショーに出演、影響を受けた人物としてこのシド・ミードの名前を挙げた。
「当時はなんとなく映画をつくるのに、ストーリーとキャラクターと世界観が大事を思っていた。でも、この映画を観て監督から何が見えているのか、つまり“ビジョン”が大事なんだと確信したんだ」と当時受けた強い感銘を振り返った。
そして、『ブレードランナー』がいまなお多くの人に影響を与えることについて、「『ブレードランナー』が公開当時はヒットしなかったけどその後じわじわと注目を集めて今でも見られているの理由は、映画の肝は実はストーリーでもキャラクターでもなくビジョンだと当時確信しちゃった。そんな映画を作ると苦労するとは分かっていたけど、当時は若かったからね」と話す。それは、自身の創作活動にもつながっているようだ。
「シド・ミードが描く2042年」のみどころになるのが、シド・ミードが今回の番組のために新たに描いた未来のビジュアルである。30年前に世界を驚かしたシド・ミードに、さらに30年後、2042年を描いたイラスト制作依頼した。
そのイラストの制作過程を追うことで、シド・ミードの創作の秘密を追う。SFファン、アートファン、映画ファンはもちろん、全ての人に興味深い内容になるはずだ。
「ノンフィクションW ブレードランナーの世界を創った男 シド・ミードが描く2042年」
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/101842/
WOWOWプライム
12月28日(金)22時、12月30日(日)11時
1月9日(水)19時45分、1月14日(月・祝)1時20分