『クラウド アトラス』日本オリジナル劇場ポスター&予告編を公開!(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121227-00000008-mvwalk-movi


ウォシャウスキー姉弟監督、『ラン・ローラ・ラン』(99)のトム・ティクヴァ監督が、デヴィッド・ミッチェルの小説に基づき映画化した『クラウド アトラス』(2013年3月15日公開)。この度、本作の日本オリジナル劇場ポスターと、60秒の予告編映像が公開された。

【写真を見る】トム・ハンクスやハル・ベリーなど、演技派俳優が顔をそろえる

公開されたポスターや予告編からも垣間見られるように、舞台は19世紀から24世紀。本作では過去・現在・未来にまたがる500年間の6エピソードが、アトランダムに行き来するように見えて、実は完璧に計算された順序で描かれていく。

主人公の男を軸として、波乱に満ちた航海物語、幻の名曲の誕生秘話、原子力発電所の陰謀、人殺しの人気作家、伝説となるクローン少女の革命家、そして崩壊後の地球の戦いが交錯していく。予告編の「ドアを開けた瞬間 君だとわかった」「デジャヴを感じた瞬間だった」「会ったばかりなのに彼女に恋をした」というセリフに象徴されるように、そこに生きる人々は、親子、夫婦、兄弟、恋人、友人、あるいは敵となっても、いつかはその愛を成就するために姿が変わっても惹かれ合い、何度も何度も出会っては別れ、争いと過ちを繰り返す。

主人公の人生は、悪人で始まるが、様々な数奇な経験を経て、遂には世界を救うまでに魂が成長していく。その主人公をトム・ハンクスが演じ、時代を経る毎に変化を遂げていくキャラクターを演じ切っている。そして、国や人種、性別の境界線を超えた人間の本質を表現するために、同じ魂を持つ複数の人物を一人で演じるという、俳優の実力が問われる画期的な作品となった。トム・ハンクスの他、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベントら演技派俳優たちが名を連ねる。さらにヒュー・グラント、ヒューゴ・ウィービング、ジム・スタージェス、ベン・ウィショー、ペ・ドゥナなど、国際色豊かなキャストが叙事詩を紡ぎ出す。

全世界の人々に、その映画と出会ったが最後、世界が全く違うものに見えてしまう『マトリックス』シリーズの体験を提供したウォシャウスキー姉弟監督のラナは、「私がデヴィッド・ミッチェルの小説に大きな刺激を受け、こうやって映画化したように、観客もこれを見て、今までの映画の見方を越えてほしい」と語り、私たちをさらなる衝撃と至福の頂点へと導く。ヒューマンドラマ、歴史スペクタクル、近未来SF、アクション、ミステリー、ファンタジー、ラブストーリーと、『クラウド アトラス』の称号のもと、全てのジャンルが一つになった壮大な作品を堪能したい。