新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
コメントを頂きながらお返事できないままになっている方、年を越しちゃってごめんなさい。大変心苦しく思っております。いずれお返事しますので、しばしのご猶予を。
さて、この年末年始ですが、ワタクシ膀胱炎を患いつつWOWOWで放送していた「24 DAY4」にハマるという爛れた日々を送っておりました。
膀胱炎は以前にも何度かかかっているので症状はよくわかってますし病院に行けばすぐ治ることも分かっていたのですが、でも気づいたのが29日だったんですよね。そう、年末でどこの病院も休みに入ったその日ですよ。それでその日は病院に行かず頻繁にトイレに行くことで治そうとしたんですが、やっぱり無理で。
で、結局次の日の30日に休日の当番病院を探して行ったわけですが、でも今ってノロウイルスが猛威をふるってますよね? そして私は膀胱炎の疑いでお医者様に診て頂くわけですから当然尿検査することになりますよね? だから
二次感染が心配でね~~~!
だってノロって、ひどい下痢するでしょ。実際自分でもノロにかかったことがあるからよく知ってますけど、? 私が尿検査のためにトイレに行ったとして、仮にその時ノロの患者さんがいなかったとしても、ウイルスがあちこちにくっついて残ってるかもしれないじゃないですか! それにうっかり触っちゃったら、そこから私の身体にノロウイルスが入る可能性大じゃないですか! だから
病院に行くのが恐くてね~~~!!
もうビクビクしながら受付に行って、ソワソワしながら問診票など書き込み、人に背を向けるようにして待合室に座り、膀胱炎なのにトイレも我慢して、あたりのものにもできる限り触らないように気をつけながら名前が呼ばれるまでじっと堪え忍んでました。
ようやくお医者様と体面し、自分の症状を伝えて幾つか質問に答えると、恐れていた瞬間がやって参りましたよ。
「膀胱炎のようですね。尿検査した方がいいですね」
うあ~、やっぱり~と打ちひしがれて肩を落とす私。
でも何だかそのまだ若いお医者様のおっしゃりようが歯切れが悪いんですね。普通なら「尿検査!」の一言で紙コップ持たされてトイレに追いやられるべきところを、何かぐずぐずと引き延ばされている感じなのです。
そして「以前にも膀胱炎はかかったことがあるんですか?」との問いに私が「何度も」と答えると思案顔になって
「他の病気じゃないためにも尿検査はやった方がいいんですけど、以前にもやってるなら膀胱炎に間違いないでしょうし……」うんぬんかんぬんと、何やら無理に尿検査をしなくてもいいと遠回しにおっしゃりたい様子なんですよね。
それで私が喜んで
「あ、じゃあ今日はお薬だけでいいです。尿検査してトイレでノロうつったらヤダし♪」
とうっかり本音を言っちゃったら、なんとお医者様の方もホッとした顔になって
「そうなんです。それが心配なんです。今日も何人も患者さん来てるし」
とおっしゃるじゃあないですか!
「やー、そうなんですよ、私も二次感染が心配で心配で……。これで安心して帰れます♪」
と浮かれる私に、それを見て内心ほっと胸を撫で下ろしているらしき若きドクター。かつて病院の診察室でこれ程医者と患者の利害関係が一致したことがあろうか?! てな感じでございましたわ。やっぱり病院側でもノロの二次感染は心配してるんですねー。
おかげでノロの心配はなくなりましたが、膀胱炎(たぶん)は引き続いて罹患中のワタクシ、迂闊に出かけるわけにも参りませんので31日と元日は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3作と「24」24本見て過ごすと決め込んだわけです。
「24」はWOWOWで一挙放送をするようになって初めて全部見ました。以前にフジかどこかで週一ペースで放送していた時は2~3回で挫折していたのですが、今回も一挙放送じゃなかったら絶対見続けられなかったですね~。
大体こう、「24」というのはドラマでも物語や登場人物達の人間関係が楽しいわけではなく、この次はどうなる、その次はどうなる、さらにその続きはどうなるという興味だけで引っ張っていくものですから、見ている内はハラハラしてても一週間たつと前回どうだったか綺麗に内容忘れてるんですよね。一応冒頭に前回までのあらすじはありますが、それ見たところで前回何があったか全部思い出せるわけでもなく、「なんだったっけー、なんでこーなってんだっけー」と悩んでいる間にもストーリーの方がどんどん展開して先に進んでいくもので、その内それについていくのが面倒になってやめちゃったんですよね。
その点一挙放送でほぼ全回分を録画してあると(←実は必ずどこかで録画に失敗しているので全話完璧に揃っていた事がない)、連続して見られるのでいちいち「前回のあらすじ」を追わなくてもいいわけですよ。しかも気になる続きもすぐに見られる。さらにWOWOWなのでCMに邪魔される心配もない。
というわけで私の「24」の見方は一話分が終わったらすぐに次の回にいき、前回のあらすじは早送りしてすぐさま続きを見始め、その回が終わったら即座に次の回にいってあらすじをすっとばして……の繰り返し。これだと一話分を42~3分で見ることができるので、がーっと一気に疲れるまで見続けます。途中トイレや食事をはさみつつ頭がぼーっとしてくるまで見たら一度寝て、起きたらまたぶっ通しでできる限り最後まで続けて見る、というのがパターン。
こうなってくると「24」、おもしろいドラマだから見るというのではなく、24本見終わったあとの「よし、がんばって全部見た!」という達成感とか、「もうこれで見ないですむ」という開放感を得るための、一種苦行のようなものになってますね。それはそれでクセになるのがコワイというかヤバイというか、それも「24」の魔力なのだと思いますが。まあそれもシーズン4まできてるので、残すところあと半分。こんな爛れきった、「24」廃人生活もあと4回でおしまいですよ。ってゆーか、私の新年の抱負ってこれなワケ? 「24」一挙放送に最後までつきあう、って……。人生他に何かないのか、私!
あ、「ホビット」がありました♪
というわけで、今年もよろしくです。