2012年最後の全米第1位は3週連続で『ホビット 思いがけない冒険』に!【全米ボックスオフィス考】(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130102-00000003-flix-movi


3週連続ナンバーワンで2012年有終の美を飾ったのは3,196万ドル(約25億5680万円)を叩きだした映画『ホビット 思いがけない冒険』だった。先週からの降下率がたった14パーセントだったことから、一時は危ぶまれた目標総合興収3億ドルも夢ではなくなってきたようだ。(1ドル80円計算)

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 2位は初登場クエンティン・タランティーノ監督作品『ジャンゴ 繋がれざる者』で3,012万ドル(約24億960万円)。クリスマスより3,010館で封切られたこの作品はすでに6,340万ドル(約50億7,200万円)を記録しており、2009年に日本で封切られた同監督作品『イングロリアス・バスターズ』の同時期興収を上回っている。映画ファン批評サイトCinemaScore.comのA-という評価から判断してもこれからジワジワと興収を伸ばし、タランティーノ監督作品至上最高のヒット作になる可能性が高い。

 3位もクリスマスに封切られた初登場ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で2,728万ドル(約21億8240万円)。こちらの作品はすでに封切り日にミュージカル映画至上最高の興収を叩きだし、加えてアカデミー賞の有力候補でもあることから話題沸騰中。CinemaScore.comでもA+という稀な最高評価が付けられ人気のほどがうかがえる。

 4位はコメディー映画『パレンタル・ガイダンス(原題)/Parental Guidance』の2,728万ドル(約21億8240万円)。観客調査によると52パーセントは女性客、全体の55パーセントが25歳以下という発表が出ており、家族連れも多かったようだ。かたや先週封切られたピクサーの『モンスターズ・インク 3D』は完全な不発に終わっており、既存作品の3D版製作に対して見直しが必要になりそうだ。5位は3ランクダウンの映画『アウトロー』で1,401万ドル(約11億2,080万円)だった。

 さて、今週末全米公開が予定されているのは映画『テキサス・チェーンソー 3D』。2,500館で公開予定のこの作品は数々作られた恐怖映画『テキサス・チェーンソー 』シリーズの“飛び出す”最新作である。冬休みで退屈したティーンエイジャーとホラー映画ファンが劇場に詰めかける可能性ありだが、ホビットやジャンゴをふるい落とすだけのパワーがあるかは疑問である。