「ライフ・オブ・パイ」主演俳優、スターへのきっかけは「サブウェイのランチ」(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130103-00000008-eiga-movi


アン・リー監督の最新作「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」の主演に抜擢されたインド人俳優スラージ・シャルマが、同役のオーディションを受けた意外な理由を明かした。

【作品情報】「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」

 ブッカー賞に輝いたカナダ人作家ヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を、「ブロークバック・マウンテン」でアジア人初のアカデミー監督受賞監督となったアン・リー監督が3D映画化。1960年、乗っていた貨物船が遭難し、1匹のベンガルトラとともに救命ボートで227日間も漂流することになったインド人少年パイの数奇な運命を描く。

 海を見たこともなければ泳ぐこともできない、演技経験ゼロだったシャルマは「弟がサブウェイでランチをおごってくれるというから、僕は弟のオーディションが終わるのを待っていたんだ。そうしたらキャスティングディレクターがやってきて、『君は年齢的にぴったりだ。君もオーディションを受けるべきだ』と言われたんだ」と明かす。「僕は弟とは違って内気な子どもだったし、人付き合いを避けるタイプだったんだ」というシャルマだが、半年にも及ぶオーディションを経て、次第にパイを演じたいと思うようになったという。

 撮影時16歳だったシャルマを「神からの贈り物」と絶賛するリー監督は、「彼の本読みは素晴らしかった。彼ならこの役になりきり、あの状況に自分を置ける、彼なら間違いない、と確信した」と抜擢の理由を語る。同作は中国で全米興収を超える大ヒットを記録し、ゴールデングローブ賞で「作品賞」「監督賞」「作曲賞」と主要3部門にノミネートされるなど、アカデミー賞前哨戦でも高い評価を得ている。

 「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」は、2013年1月25日公開。