【華流】チャウ・シンチー、俳優を辞め今後は監督業に専念!?(サーチナ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130103-00000016-scn-ent
監督兼主演をつとめた『少林サッカー(原題:少林足球)』や『カンフーハッスル(原題:功夫)』が、世界的にヒット。香港映画界のトップスターとして知られる周星馳(チャウ・シンチー)が、監督を務めた最新作『西游・降魔篇』をPR。中国での公開が、旧正月にあたる2月10日に決まったと発表した。(写真は「CNSPHOTO」提供)
■「周星馳(チャウ・シンチー)」写真特集
本作は西遊記をベースにした古典系のファンタジーコメディで、黄渤(ホアン・ボー)、舒淇(スー・チー)、文章(ウェン・ジャン)が主演。記者会見では「出演交渉の時は、みんなを騙しました。この役を演じたいという希望者がたくさんいるので、早く決めてと急かしたんだ」と笑ったシンチー。「一番騙されやすいのはウェン・ジャンで、僕の誘いと聞いただけでOKしてくれました。一方でホアン・ボーは、3回断った後にやっと出演すると言ってくれた。僕の映画で孫悟空を演じるのは自殺行為だ、と恐縮していたようです」と明かした。90年代に『チャイニーズ・オディッセイ(西遊記)』シリーズで孫悟空を演じたシンチーへ、敬意を払った上での出演拒否だったらしい。
またスー・チーが「監督から電話が入って、“時間があると聞いたので、僕と恋愛しませんか?”と言われたんです。本当にビックリしました」と裏話を語ると、シンチーは「食事に誘いたくて連絡しました。スー・チーはコメディ作品に興味がないだろうと心配でしたから」と理由を述べた。続けて「でもスグに出演を決めてくれたので、とても嬉しかった。今振り返ってみると、撮影の最後の日まで結局1度も食事に行かなかったことに気付きました」と、悔しげにつぶやいた。
そして監督の視点で3人について語り、「ウェン・ジャンは新しいコメディ王。演技を見ていると、僕のコメディ人生は終わった……と感じました。でもホアン・ボーは、コメディ王より更にワンランク上の王様。登場すると僕もウェン・ジャンも出る幕がないほどです。スー・チーは、コメディ界の戦闘機」と的確に語った。続けて「彼らの出現によって、僕がコメディを演じる必要がなくなった。もう俳優活動は辞めるかもしれません。監督を続けることは悪くない」と、思いを告げたシンチー。ファンをがっかりさせる発言を残すことになった。
撮影時のエピソードとして、「監督の演技指導を恐怖に感じました。だってチャウ・シンチーが、そばで演じるんですよ! 周りのスタッフはみんな楽しそうに見ていて、僕が演じると失望の表情ばかり。本当に大ショックでした」と明かしたウェン・ジャン。ホアン・ボーは「この作品で僕は、人生の大きな3つの目標を達成しました。まずは、シンチーさんの映画に出演できたこと。2つ目はスー・チーさんとの恋愛モードになるシーンがあること。3つ目はスー・チーさんと僕の共演シーンのそばで、ウェン・ジャンが嫉妬していたこと。こんなに素晴らしい役をいただけて、人生で後悔することはありません!」と大喜び。あこがれのスター、シンチーの作品に出演した男優2人はプレッシャーを感じながらも、うれしさで舞い上がっていたようだ。