マーク・ウォルバーグ、出演作『テッド』は自分の子供には見せられない!?(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130111-00000007-piaeiga-movi


全米で大ヒットを記録し、日本でも18日(金)から公開される映画『テッド』。本作で、命を宿したテディベアのテッドと親友になる主人公、ジョンを演じた俳優マーク・ウォルバーグのコメントが届いた。

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本作は、ひとりぼっちだった少年時代のジョンが「友達をください」と神様に祈ったことから、テディベアのテッドに命が宿るという物語。そこまでならただのファンタジーだが、このふたりはそのままダメ中年に成長、かわいらしい外見のままのテッドも、酒、クスリ、オンナ、なんでもござれの不良中年になってしまう。

そんな本作のアイデアを聞いたときのことを、「命を得たテディベアが素っ頓狂な暴走を始めるというコンセプトを聞いて、それだけでは自分向きではないと思った。でも脚本を読んだら、相手がテディベアだということは完全に忘れていて、とても素晴らしい友情関係が描かれていることに気がついたんだ」と振り返るウォルバーグ。彼の言うとおり物語の核となるのはジョンとテッドの友情と成長であり、恋人から「ワタシかテッドか」と迫られたジョンの選択がカギとなっていくのだが、実はウォルバーグ自身もジョンと同じような経験をしていたという。「いつも一緒につるんでいた、いわゆる悪友がいたんだ。でも、ある時とうとう妻に言われてしまってね。“いいこと、あの人たちは私たちや赤ちゃんと一緒に新居に移ることはできないのよ!”って。まさにジョンとテッドみたいだろ。でも男って多かれ少なかれ、かつてエンジョイした青春時代にちょっとばかりしがみつきたいものなんだよね」

そんな素晴らしい悪友テッドだが、演じる段階ではもちろん命は宿っていない。豊富な俳優経験をもつウォルバーグだが、さすがにテディベア相手の演技は初めてだったようだ。「最初のうちは大変だった。テッドと殴り合いの喧嘩をするシーンなんて、オレがひとりで殴りつけてるだけだからね。バカみたいだし恥ずかしかったけど、できるだけリアルに見えるように心がけたよ。最終的には、他の役者を相手にしなくていいことがありがたくなっていたね」

また、本作の最大の見どころといえるのが、テッドのキュートなルックスとは裏腹な過激な内容。だが、そんな見どころがウォルバーグの悩みのタネにもなっているのだとか。「街中いたるところにこの映画のポスターが貼ってあったから、テディベアが大好きなウチの子供たちが“ねぇダディ、あの映画は僕たちが観てもいいんだよね?”と聞いてくるんだ。もちろん答えは“ノー”(笑)。代わりに、彼らを寝かしつけながら物語をお子様向けバージョンに変換して聞かせてあげたよ」

『テッド』
1月18日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー