全国手づくり楽器アイデアコンテスト、発想光る手作り楽器/川崎(カナロコ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130120-00000008-kana-l14
「音楽のまち・かわさき」推進協議会主催の「第8回全国手づくり楽器アイデアコンテスト」が19日、川崎市高津区の高津市民館で開かれた。空き缶やラップの芯など、身近な日用品が打楽器や笛に様変わり。出演者たちは自慢の楽器を手に、会場で独創的な音色を奏でた。
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手づくり楽器部門と、「こんな楽器があったらいいな」をテーマにイラストを描くゆめ楽器部門を設置。手づくり楽器部門には28点の応募があり、このうち1次審査を通過した13組が来場者約400人の前で披露した。
中学生以下を対象にした子ども部門では、陶器店で見つけた湯飲み茶わんをたたいて音を響かせる「陶琴」や、ガムテープで止めたストローに水を入れ、水量で音程を調整した「ストローホーブエ」など、ユニークな発想が光る楽器が次々と登場。一般部門では、宮城県石巻市から参加した千田康司さん(51)が、東日本大震災の津波によって打ち捨てられた三味線やギターの一部を組み合わせたオリジナル楽器を製作。「被災地を忘れてほしくない」と願いつつ、津軽じょんがら節を力強く披露した。
審査の結果、平尾一樹さん(大阪府)と村上雅美さん(滋賀県)によるコンクリートを使った縦笛とトランペットと、星野貴也さん、飯嶋瑞生さん(ともに埼玉県)のヨーヨーにセンサーを取り付けた電子楽器が、それぞれ会長賞に選ばれた。ゆめ楽器部門には過去最多の412点が寄せられ、川崎総合科学高校1年の大竹加余子さんが会長賞を受賞。同部門の応募作品はすべて、2月8日から13日まで同市民館で展示される。