4月27日に10年ぶりとなる主演映画『ラストスタンド』(原題「THE LAST STAND」)の公開を控えている俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、自身の引退に関する考えを明かしている。

シュワルツェネッガーは俳優でいることに最も生きがいを感じ、65歳になった今でも忙しく働くことを楽しんでおり、仕事がなくリラックスしている日には罪悪感すらを感じると次のように話した。

「僕は働いている時が一番幸せさ。普段は6時間の睡眠時間を取るんだけど、それ以上ベッドに寝っ転がっていると罪悪感を感じるんだよ。歳を取ることはマイナス要素ではないんだ。"引退"って言葉は僕の辞書にはないね。80歳や90歳になってもカメラの前で演じるさ」

そんなシュワルツェネッガーは、1968年にボディ・ビルダーだった21歳の時に母国オーストリアからアメリカに渡っており、今でも母国と比べてアメリカは"チャンスの国"だと考えているという。

「僕はアメリカでの生活を愛している。多くのヨーロッパ諸国がアメリカのようになってきたよね。みんながテレビや車を持っていて、休暇を楽しんだりして、生活水準も昔に比べると高くなった。僕が子どもの頃にはそういったものは全く無かったからね。僕はアメリカに行きたかったんだ。だって世界の動き、金、高層ビル郡がそこにあったからだ。アメリカは勝者だったよ。今では多くのヨーロッパ諸国が勝者になってるけどね。たとえ近年のアメリカが乗り越えるべき問題を抱えているとしても、この国は今でも世界一の国なんだ。誰でもチャンスを掴みとれる国なんだよ」

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