魅力的な彼女たちが“独女”な理由って? ワケありヒロインに注目(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130130-00000009-cine-movi
強く、たくましい女性たち。ここ最近、なかなか身を固めずに、独身でいる女性の数は年々増加しているようだ。独身女性が一人で行動することを“おひとりさま”と呼ぶようになったりと、独身女性が過ごしやすい環境が整えられつつあることもあり、家庭に縛られず、自分の生き方を楽しんでいる女性が増えている。
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2月に公開となる『ゼロ・ダーク・サーティ』、『世界にひとつのプレイブック』、『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!-』にも我が道を突き進む“独女”たちが登場する。しかも、彼女たちの場合はそれぞれが“ワケあり”! 彼女たちはなぜ“独女”なのか? それぞれのキャラクターを基に検証してみることにした。
まずはアカデミー賞主演女優賞にもノミネートを果たした、ジェシカ・チャスティン演じる『ゼロ・ダーク・サーティ』(2月15日公開)のCIA分析官・マヤ。ビンラディン捜索に巨額の予算をつぎ込みながら、一向に手がかりをつかめないCIAは、パキスタンの追跡チームに期待の新星を投入するのだが、それが華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な20代半ばの女性・マヤだ。情報収集と分析に天才的な感覚を持っていた彼女が、ビンラディンを追い詰めていく。ビンラディン捜索に10年近くかけた彼女は、恋愛なんてしている暇はない! 結婚なんて興味がない! と、ビンラィデンに執着するマヤは、仕事に追われる典型的な独女街道まっしぐらなキャリアウーマンだ。
次にご紹介するのは、アカデミー賞では主演男女・助演男女の全演技部門にノミネートされた『世界にひとつのプレイブック』(2月22日公開)のティファニー。ジェニファー・ローレンス演じるティファニーは、事故で夫を亡くし、それ以来、心に傷をかかえている女性だ。そして会社をクビになったのは、自暴自棄となり「会社のみんなとヤッたから」という驚愕の理由…。愛らしい姿からは想像もつかない、過激な発言と突飛な行動を繰り出す。妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットもたじたじ。外見と中身のギャップが悪い方向に働いてしまった可愛いけど、可愛くない女性が辿る悲しい独女なのだ。
そして、最後に紹介するのはキルスティン・ダンスト主演で贈る“独女”たちの本音炸裂ムービー『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!-』(2月22日公開)に登場する3人の女性。キルスティン演じるレーガンは、美人で頭も良くて彼氏もいるのに結婚の気配すらないという女性。どうやら完璧を求めすぎなところになかなか結婚できない要因があるよう…。リジー・キャプラン演じるジェナは元カレを引きずりすぎて、元カレとの再会に動揺。アイラ・フィッシャー演じる、セックス優先で本気の恋に巡り会えないケイティと、“ありきたりの幸せなんか、絶対にNO!”を信条に掲げるバチェロレッテ(独身女性の意)たち。一見、それぞれ突飛なキャラクターに見えるものの、実は周りに案外多いのはこんな独女たちなのでは?
こう見ると、理由は違えど“独女”の道を歩むこととなった女性たちが活躍する映画がズラリ。「分かる分かる!」と共感したり、「こうはなるまい!」と胸に誓ってみたり、観方はそれぞれだけれど、我流を貫く彼女たちの生き方から刺激をもらってみるのもアリかも。