『ワンピースZ』『相棒 X DAY』…東映社長が「YとかRであと何本か」とヒット期待(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000006-cine-movi


今年もこの1年間に劇場公開される作品のお披露目の場「東映ラインナップ発表会」が、1月31日(木)に、東京・東京會舘にて行われ、映画や劇場、TV業界などから多数の関係者が出席した。

最初に登壇した、東映株式会社の代表取締役社長の岡田裕介氏は「期待作があるのか?」と冗談めかして語るも、昨年公開され大ヒットを記録中の『ONE PIECE FILM Z』や今年公開される人気シリーズ「相棒」の劇場版最新作『相棒シリーズ X DAY』など、タイトルに“Z”や“X”などアルファベットの入った作品がヒット作になりそうだと分析し、「“Y”とか“R”を付けてあと何本かやりたいな(笑)」とニヤリ。来場者たちを沸かせていた。

その後、行われた新作の発表で会場を沸かせたのは、橋田壽賀子原作の伝説のNHK朝ドラ「おしん」の映画化作品『おしん』だ。放送開始から30年経ったいま、なぜ映画化なのか? と質問が飛ぶと、冨樫森監督は「こんな時代だからこそ、感情のうねりを見せたい。“平成のおしん”に期待してほしい」と意気込みを語っていた。さらに、クランクインは2月中旬を予定しており、おしん出生の地・山形県の雪深い山奥でロケが行わると明かした。

この日は『中学生円山』の監督・宮藤官九郎も登壇。なぜ“中学生”なのか? という司会からの問いかけに「この作品は妄想がテーマの話なんですけど、中学生ってまだ完成してないって感じなんです。僕も中学生のときは、近所のオジサンに変なあだ名つけたりして妄想してました。なので、半分くらい自分の話です。半自伝的な映画なんですよ」とマイペースに語った。
この日、大胆な興行収入で会場を沸かせたのは、『探偵はBARにいる2』の須藤泰司。前作『探偵はBARにいる』が12.2億円の興行収入を叩き出しヒットを記録したことでDVDや原作本の売上も大きく伸びたことで、続編はさらなる興行収入が見込めると語る。さらに、主演の大泉洋が40歳、その相棒役の松田龍平が30歳と2人共に節目の年にちなんで、「そのおふたりの間を取って、35億円は行ける(笑)!」と語り会場は大きな拍手に包まれた。
そのほかにも、佐藤浩市を主演に成島出監督がメガホンを握る『草原の椅子』や川原和久と田中圭が新“相棒”コンビを組む『相棒シリーズ X DAY』、上川隆也が映画初主演を務める極上のミステリー作品『二流小説家 -シリアリスト-』、市川海老蔵が“茶聖”千利休を演じる『利休にたずねよ』などなど、今年も東映作品は豪華なラインナップとなりそうだ。