ブルース・ウィリスにビル・マーレイが語る ウェス・アンダーソン作品の魅力とは!?(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000007-cine-movi


全米No.1大ヒットを記録し、先日発表されたアカデミー賞ノミネート発表でも脚本賞にノミネートされたウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』。本作には、ブルース・ウィリスやエドワード・ノートン、ビル・マーレイら豪華キャストが出演している。さらに、つい先日、最新作『The Grand Budapest Hotel』(原題)にクランクインしたアンダーソン監督だが、同作にも出演しているビル、エドワード、ティルダ・スゥイントンに加え、ジュード・ロウやオーウェン・ウィルソンらが出演するなど大物俳優の名がズラリと並んでいるのだ。

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豪華俳優陣が出演を望んでやまないアンダーソン監督作品の魅力とは何なのか? その一つが、美術・衣装など細部までこだわり抜いた独特の美的センスにあるようだ。駆け落ちを決めた12歳のサムとスージー、それに翻弄される大人たちの姿を温かく描く本作『ムーンライズ・キングダム』でもその才能は遺憾なく発揮されている。

特に、今回のボーイスカウトの衣装は、監督からのリクエストで、ボタンから靴下、制服に至るまで、すべてのものを手作業で製作しているというのだから驚きだ。豪華ハリウッドスターたちも、彼のこだわり、その世界観の虜になっているようでキャスト陣からはこんなコメントが。

「ウェスと仕事ができたのは本当に光栄でした。愉快でクール! こんな映画は観たことないよ。ウェスの発想から生まれるのは、まるで小説の世界だ。そして物語の展開や音楽や撮影方法はすべて的を射てる。こんな現場は初めてだよ」(ブルース・ウィリス)。

「ハンドメイドでこんな美しいセットは、滅多にないよ! この物語の時代設定は、1965年だけど、きちんと小道具の新聞は、その年のもので、さらに記事にも1965年の写真も載っているんだ。ウェスとは過去にも何度も一緒に仕事をしていて、今回もまた呼んでもらえて嬉しいよ。彼の作品に出演するために、ほかの映画で頑張って儲けているんだよ(笑)」(ビル・マーレイ)と、2人ともアンダーソン監督の創り出す世界にすっかり魅了されているよう。

小道具の細部に至るまでに愛情を込めて製作し、徹底した世界観を作り出すからこそ、アンダーソン監督作への大物俳優陣からのラブコールが後を絶たないのかもしれない。

『ムーンライズ・キングダム』は2月8日(金)よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開。