映画業界を代表する名門VFX工房が破産(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130214-00000018-eiga-movi


映画業界を代表するVFX工房のひとつとして知られるリズム&ヒューズ・スタジオが、破産保護申請をするにあたり従業員200人を解雇したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

 1987年設立の同社は、「ベイブ」や「ライラの冒険 黄金の羅針盤」ほか多数の映画作品のVFXを手がけ、最近では「スノーホワイト」や「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を担当している名門だ。しかし近年、カリフォルニアに拠点を置くVFX工房は、カナダやイギリス、インドなどを拠点に、低賃金や税優遇措置を生かしてサービスを提供するライバルに仕事を奪われ、すでに6社以上が倒産している。

 昨年は、ジェームズ・キャメロン監督が共同設立したデジタル・ドメインが破産申請を行い、のちに中国のGalloping Horseとインドのリライアンス・メディアワークスが買収している。経営困難に陥っていたリズム&ヒューズは、インドを拠点とするプライム・フォーカス社から2000万ドルの融資を得るための交渉を行っていたものの、合意には至らなかった。

 同社はロサンゼルスのほかにカナダ、インド、マレーシア、台湾にスタジオを構え、1400人のスタッフを抱えている。