『ゴーストライダー2』脚本家はヒーロー“新生”請負人!(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000001-piaeiga-movi
炎に包まれたヘルバイクに乗り、悪と戦うダークヒーローの活躍を描いた『ゴーストライダー2』。本作の主人公は、悪魔と契約し、見た目も中身も悪に染まった異色のヒーローだが、本作の脚本を手がけたのはこれまで数々の“王道ヒーロー”を新生させてきたデヴィッド・S・ゴイヤーだ。脚本だけでなく製作総指揮も務めた彼は、一風変わったヒーローをどのように描いたのだろうか?
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本作は、父親を死から救うため悪魔と契約し、自らの中にゴーストライダーを宿してしまったジョニー・ブレイズ(ニコラス・ケイジ)が、自らの呪いを解くために戦う姿を描いたアクション作。強烈なビジュアルから想像できないが、“スパイダーマン”や“X-メン”を輩出したマーベル・コミックから登場した人気コミックが原作だ。
幼少期にコミック作家を夢見ていたというゴイヤーは、大学在学中に才能が認められ脚本家デビューを果たし、ヴァンパイアの活躍を描いた『ブレイド』の脚本で一気に注目を集めた。その後も人気ヒーローを完全新生させた『バットマンビギンズ』の脚本をクリストファー・ノーランと共同執筆し、ノーランの依頼を受けて“スーパーマン”を新生させた『マン・オブ・スティール』の脚本も手がけている。
ゴイヤーはファンをガッカリさせないようコミックの基本的な設定や精神を守りながら、キャラクターの内面を掘り下げ、現代の観客を深く魅了するドラマを描くことを得意とする。バットマン=ブルース・ウェインはこれまでも“ダークヒーロー”として知られていたが、彼は基本的な設定を遵守しながら、彼の生い立ちや精神構造、その奥に潜む深い闇を描き、最終的にはエンターテインメント大作として着地させるバランス能力を備えている。
そんな彼が、心に“闇”どころか“悪魔”を宿したヒーローを描いたのが『ゴーストライダー2』だ。彼は同じく熱狂的なコミック愛好家である俳優ニコラス・ケイジとタッグを組み、原作のスピリットを守りながら、現代の観客が熱狂できるヒーロー像を描き出している。王道ヒーローを誰よりも愛し、その精神を知り尽くした男たちが描く異端のヒーロー“ゴーストライダー”に注目してほしい。
『ゴーストライダー2』
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