サム・ライミがプロデュース!呪いの箱にまつわる実話を映画化(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130226-00000010-mvwalk-movi


ロサンゼルス・タイムズ紙で報じられた、ある呪いの箱にまつわる実話を映画化した『ポゼッション』が5月25日(土)より公開されることが決まり、ポスタービジュアルが公開された。ポスタービジュアルからは、恐ろしい何かが少女の中に存在していることを示している。

2004年7月25日のロサンゼルス・タイムズ紙に、オークションサイトのeBayに、所有者に厄災をもたらすアイテムが出品されていたという記事が掲載。そのアイテムは一見すると古めかしいだけで、何の変哲もない木製の収納箱だったが、出品者の大学生は自らが体験した奇怪な現象を生々しく書き連ね、その後も箱をめぐる忌まわしい逸話が続々と判明。まもなく箱のオークションページは14万回以上のページビューを記録し、一般のオークション利用者はもちろんのこと、超常現象、都市伝説、神秘主義などの研究家の興味もかき立てていった。その箱の正体は、ユダヤの民話で伝えられる邪悪な存在ディビュークを封印した決して開けてはならない箱だった。

3ヶ月前に妻と離婚し、週末毎にふたりの愛娘と一緒に過ごしている中年男クライドは、あどけない次女エミリーの異変に目を疑った。ふと立ち寄ったガレージセールでアンティークな木箱を購入して以来、エミリーがその箱に異常な執着を示し、時には凶暴な振る舞いを見せるようになったのだ。その後もエミリーの奇行はエスカレートし、天真爛漫だった我が子の信じがたい変わりように危機感を覚えたクライドは、現代医学では解明できない原因があるのではないかと独自の調査を開始する。

『スパイダーマン』シリーズ、『オズ はじまりの戦い』(3月8日公開)などのサム・ライミは、この背筋に悪寒が走るような現実の出来事に引きつけられたうちの一人だ。『死霊のはらわた』(81)、『スペル』(09)などで観客を怖がらせることに喜びを感じてきたサム・ライミは、自身が設立した恐怖映画専門レーベル、ゴースト・ハウス・ピクチャーズで問題の箱にまつわる戦慄実話の映画化を決めた。本作は『ソウ』シリーズなどをヒットさせたライオンズゲートの配給で全米公開され、2週連続興収1位となった。

主人公エミリー役に抜擢されたのはナターシャ・カリス。平常時の天使のような愛くるしさから一転、異様な悪意をみなぎらせる豹変演技を見せる。『ウォッチメン』(09)のジェフリー・ディーン・モーガン、テレビ「クローザー」シリーズのキーラ・セジウィックがエミリーの両親に扮し、我が子を守るために命懸けの闘いに身を投じる家族の情愛を体現。監督はユアン・マクレガー主演のスリラー『ナイトウォッチ』(98)で知られるオーレ・ボールネダルが務める。