壇蜜、銀座シネパトス閉館を惜しむ 樋口監督は出会いが遅かったことを後悔(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130301-00000011-eiga-movi
タレントの壇蜜が2月28日、東京・銀座シネパトスで行われた「インターミッション」の舞台挨拶に応援ゲストとして駆けつけ、同作に出演する俳優の竹中直人、メガホンをとった樋口尚文氏とともに登壇した。2013年3月31日に閉館する同館を舞台にした群像劇。同館では、壇蜜が主演で映画デビューを飾った「私の奴隷になりなさい」も上映中で、「私にとって最初の作品を、表に出してくれた劇場なので感慨深く、なくなるのは悲しい」と閉館を惜しんでいた。
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一方、竹中は「僕も壇蜜さんの映画、見ましたよ。しかもR18バージョンを。スクリーンで見た人が隣に立っているなんて、ドキドキするなあ」とメロメロ。樋口氏も「出会いが遅かったことを悔やんでいる。ぜひ壇蜜さん主演で『インターミッション2 最後の性戦』を撮りたい。そのときは竹中さんに“甘い鞭”を持ってもらって(笑)」と壇蜜主演最新作のタイトルを引き合いに、笑いを誘っていた。
竹中は銀座シネパトスの常連だったといい「上映中に電車(東京メトロ日比谷線)の音が聞こえるのが印象的。すばらしい名作の数々や、さまざまな特集上映を楽しんだ。皆さんにも閉館の日まで、できる限り通ってもらい、においを身体に染みこませてもらえれば」と惜別の言葉。映画には竹中をはじめ、主人公の劇場支配人夫婦を演じる秋吉久美子と染谷将太、香川京子、佐野史郎ら豪華なキャストが顔をそろえており、樋口氏は「オールスターによる手弁当映画。“奇跡の映画”をキャッチコピーにしたが、シャレではない」と力説していた。
銀座シネパトス最後のロードショー作品として公開される「インターミッション」は、震災の影響で取り壊しが決まった銀座の古い映画館を舞台に、支配人夫婦と個性あふれる客たちが織りなす“最後の日々”を描く。樋口氏は映画評論家として、同館で日本映画を検証する数々の特集上映にかかわってきたことでも知られている。