『死霊のはらわた』アッシュがリメイク版を語る!ブルース・キャンベルにインタビュー!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130308-00000031-flix-movi
今や大監督の座に上り詰めたサム・ライミのデビュー作にして、1980年代を代表するホラー映画の金字塔『死霊のはらわた』で主人公のアッシュを演じ、今年5月3日に公開となるリメイク版でライミと共にプロデューサーを務めたブルース・キャンベルが、昨年10月に開催されたニューヨーク・コミコンの楽屋で本作を語った。
映画『死霊のはらわた』場面写真
長年にわたって企画を進め、ついに製作が実現した『死霊のはらわた』リメイク版だが、監督はライミではなく、ウルグアイ出身の新人フェデ・アルバレス。彼を抜てきした理由についてブルースは「フェデが2009年に制作した短編SF『パニック・アタック(英題) / Panic Attack』がYouTubeにアップされ大反響を呼び、ハリウッド中で大騒ぎになった。その後、彼がハリウッド中のスタジオとミーティングしていたときに、サム(・ライミ)とも会って、『死霊のはらわた』リメイク版の話を持ち出したんだ。で、サムも俺もフェデのアイデアに即座に夢中になったというわけだ」と語る。
では、オリジナルとアルバレス監督によるリメイクの最大の違いはどこなのだろう? するとブルースは「アッシュが登場せず、主人公は女の子という点だね。オリジナルでは男性が女性みたいな声を上げて叫んでいたけど、このリメイクでは女性が野郎みたいな野太い声で絶叫するんだ!」と笑いながら答える。さらに「リメイク版ではCGは一切使ってない」といい、オリジナル版さながらのリアルで古典的な制作手法を強調した。
オリジナル3部作は、2作目以降、スラップスティック(体を張ったドタバタギャグ)の要素を交えたコミカルな作風が展開した。このリメイク版がどんなトーンに仕上がっているのかについてもブルースは、「1作目だけをベースにしてるんだ。スラップスティック的な要素は一切ない。徹頭徹尾シリアスで血みどろの、死ぬほど恐ろしい作品に仕上がっているよ。楽しみにしていてくれ!」と不敵な笑みを浮かべながら、自信たっぷりにコメント。果たしてリメイク版『死霊のはらわた』は、伝説の新たな幕開けとなるのか、5月の公開を楽しみに待ちたい。(取材・文:小林真里)
映画『死霊のはらわた』は5月3日より全国公開