実写版ジブリと話題!『ハッシュ・パピー~バスタブ島の少女~』本ビジュアルが解禁に(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130322-00000005-cine-movi
本年度アカデミー賞で主要4部門にノミネートされた『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』。このほど、主演の少女クヮヴェンジャネ・ウォレス(9)の来日を前に、本ビジュアルが解禁に! 国内外の著名人から、本作への絶賛コメントも届いた。
『ハッシュ・パピー~バスタブ島の少女~』劇中写真
製作費はわずか200万ドル(約1億6千万)、若干29歳の新人監督ベン・ザイトリンが創り上げた一人の少女の物語は、2012年のサンダンス映画祭で観客を熱狂させ、最高賞である「グランプリ」と「撮影賞」を受賞。続くカンヌ国際映画祭でも「カメラドール(新人賞)」など4冠、さらに本年度アカデミー賞では「作品賞」、「監督賞」、「脚色賞」に史上最年少の「主演女優賞」と主要4部門に見事ノミネートされた。
世界で一番美しい場所、通称“バスタブ”に父親と2人で暮らす6歳の少女・ハッシュパピー。ある夜、100年に一度の大嵐が島を襲い、島は見違えるように変わり果ててしまう。沈みゆく島。余命わずかの父。嵐は、ハッシュパピーの大切なものをすべてさらっていった。6歳の少女の前に立ちはだかる厳しい“現実”。でも、ハッシュパピーはその小さな身体での中に、誰よりも「生きる」力を秘めていた…。
今回解禁されたビジュアルは、厳しい現実にさらされているハッシュパピーの決意と、彼女に勇気を持って「生きる」ことを伝えようとした父親・ウィンクとの絆を打ち出したものになった。
少女の目線を通して描かれる創造力豊かでファンタジック、同時に厳しい現実をも巧みに描き出したオリジナリティあふれる世界観に、歌姫ビヨンセや、オスカー女優ジョディ・フォスターが称賛とエールを送るなど、本国の著名人にも熱烈なファンが多い。
さらに映画監督の松江哲明は「清々しくて、元気な気持ちになれたのは、女の子のイケメンっぷりにポニョを思い出したから。そして世界との対峙の仕方にいま、日本で見るべき意味を想った」と“実写版ジブリ”とも言える本作に心打たれた様子。また、国内でも、数々の名作絵本、翻訳で知られる詩人の谷川俊太郎が「文明にひそむ野生が、物語に眠る神話を目覚めさせる。現代をおおう不吉な気配にあらがう少女の強さが眩しい」と、クヮヴェンジャネちゃんの唯一無二の存在感に注目。
ほかにも、人気司会者のオプラ・ウィンフリーは「最初に私にこの映画の事をすすめてくれたのは、オバマ大統領」と明かし、「彼をインタビューしたときに席についた途端、第一声が『この映画を観たかい?』だった。この映画について私が言えることはただ、こんなの未だかつて観た事がない。スクリーンに映し出されたマジカル・リアリズム。これこそ真の芸術よ」と語り、すっかり本作に魅せられてしまったようだ。
間違いなく、今年を代表するシンデレラ・ムービーとなる本作。3月24日(日)から予定されているクヮヴェンジャネちゃんの来日も待ち遠しい。
『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』は4月20日(土)よりシネマライズ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開。