守らなければ、観客が“サイコ”になることに!?『ヒッチコック』劇場用マナーCMが公開(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00000006-cine-movi
“サスペンスの神”とうたわれた男アルフレッド・ヒッチコックと、彼を支えた妻アルマ・レヴィルとの知られざる物語を描いた映画『ヒッチコック』。4月5日(金)に公開を迎える本作の劇場用マナーCMが、本日公開された。
【動画】サスペンスの神からのお願い!?『ヒッチコック』劇場用マナーCM
ヒッチコックと、彼を支え続けた優れた映画編集者にして、脚本家であり、生涯ただ一人の妻・アルマ。本作では『サイコ』の製作から成功に至るまでの道のり、そして二人の天才の知られざる物語を描き出す。
「こんばんは 紳士淑女の皆様」という第一声とともに映し出されるのはとある劇場の中。スクリーンに向かう真剣なまなざしの観客に対し、「私はサスペンスの神様と呼ばれていますが…」と、誰の事であるかを暗に意味する言葉がかけられる。「最もショッキングなことは、上映の最中に携帯電話が鳴ること」と話すと、スクリーンから携帯電話が鳴り響き、観客からは恐怖の悲鳴が! 「携帯電話をOFFにしなければ、皆様が“サイコ”になることに…」の声と共に、映画『サイコ』の伝説のシャワーシーンを彷彿させる音楽が劇場内に鳴り響く。その後、劇場から収録ブースに画面が変わると、アルフレッド・ヒッチコックが登場し、遂に声の正体がヒッチコックであったことが明らかとなる。
携帯電話の音を恐怖のシャワーシーンの惨劇に見立て、また『サイコ』を上映したときのようにヒッチコック本人がアナウンスを録音する宣伝方法も踏襲した、まさに映画『ヒッチコック』へのオマージュともいえる劇場用マナーCMに仕上がっている。
元々ヒッチコック監督は、独特のユーモアを持つ人物として有名だった。例えば、サスペンスの神と呼ばれるまではフィルム・メーカーでありながら「たかが映画じゃないか」と言い放ったり、「『俳優は家畜だ』なんて言ったことはない。『俳優は家畜みたいに扱え』と言ったんだ」という発言をしたり、ほかにも、自身の映画内に監督自らがカメオ出演するなど独自のユーモアで観る者を楽しませてきた。
もちろん本作の中でも、ヒッチコック監督に敬意を表すようなユーモアが随所に描かれている。果たして思わずニヤリとしてしまうシーンはどこなのか? そこに着目しながら観てみるのも面白いかも知れない。
『ヒッチコック』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
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