大泉洋、前作以上に増えたアクション「探偵はBARにいる2」(産経新聞) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130511-00000501-san-movi


国内最北の歓楽街、札幌ススキノを舞台にした人気シリーズ第2弾「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(橋本一(はじめ)監督)。主人公の探偵を演じた大泉洋(40)は「ススキノに根付いている探偵という感じが強くなり、仲間への思いがより出ている」と、平成23年に公開されヒットした前作から“進化”した内容をアピールする。

 原作は東直己(あずま・なおみ)のススキノ探偵シリーズの長編第4作「探偵はひとりぼっち」。

 探偵(大泉)と仲良しだったオカマのマサコちゃん(ゴリ)が撲殺体で見つかる。探偵は相棒兼運転手の高田(松田龍平)と死の真相を探るなか、人気バイオリニストの弓子(尾野真千子)が現れる。「私のファンだった」というマサコちゃんのために犯人を捕まえると言い張る弓子に、探偵は自分の依頼人となるよう説得する。

 今回も、ひょうひょうとした相棒役、松田との共演を楽しんだ。「高田は余白の多い役で、龍平君は『どうやろうかなあ』と一生懸命考え、何かしてくる。何をやっても高田に見える」と賛辞を贈る。

 探偵がスキージャンプ台に立たされたり、路面電車から突き落とされそうになったりと、前作以上にアクションが増えた。大泉は「こんなのできっこないよ、というのがいっぱいあった」と苦笑いする。

 一方で、バーの黒電話、探偵の名刺の渡し方、喫茶店のナポリタン、サックスの音色など、前作を受け継ぐシリーズならではの要素は健在。「ハリウッド映画はアクションはずば抜けて楽しめるけど、泣けなかったりする。このシリーズは、アクションをはらはらして見ていたかと思えば、ふと気の抜けた探偵と高田の会話で笑えたり、油断しているとどこかで涙が出たりと、そのバランスのよさがいい」と誇らしげだ。11日、全国公開。