『アイアンマン3』個性豊かなキャストについてロバート・ダウニー・Jr.が語る(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00000001-cine-movi


全世界でNo.1獲得という記録的オープニングを果たし、日本でも2013面洋画最速の興行収入15億円突破と大ヒット街道驀進中の『アイアンマン3』。『アイアンマン』シリーズをここまでの成功に導いた、トニー・スターク=アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.が、本作で共演したキャストたちについて語るインタビュー映像が公開された。

【動画】『アイアンマン3』ロバート・ダウニー・Jr.インタビュー

まず本作の影の悪役として強大な能力を持つ大敵キリアンを演じたガイ・ピアースについては「キリアンはまさに絶妙な役どころで演じたガイ・ピアースは、出身はオーストラリアだけど、いまではアメリカの国宝と呼ぶべき役者だ」と大絶賛。そして『アイアンマン』『アイアンマン2』を監督として、そして役者として牽引してきたジョン・ファヴローについては「(ジョン・ファヴロー演じる)ハッピーは、この物語には欠かせない存在」と役の重要性を語り、今回、監督ではなく役者として出演しているジョンは「僕とも親しく、スタッフとも馴染みだから、撮影ではいままでのように現場を仕切って、場を和ませる役に徹するはず。それでは彼の才能をまったく生かせてない」と危惧しつつ、「だから今回は、彼が中心のシーンを設けて、彼が演技に集中し、ほかのことは一切忘れて純粋に楽しんでもらいたかったんだ」とコメントする。

また謎のテロリスト、マンダリン役で登場した名優ベン・キングスレーについては「彼はスタイルを確立した圧倒的なアーティスト」と別格に置いていることを示しながら「積極的にアイディアを持ち寄り、作品に反映させてくれる」とベンのコラボレーターとしての役割をコメント。一方では「その反面、とても無邪気な子供のように、自由に即興で演じて見せてくれたりするんだ」と意外な一面を明かす。それゆえ「一緒に撮影をしていて一番楽しかったのは、カメラが回り始めてから、彼が思わぬ演技をすること」と話し、同じことをほかのキャストから指摘されていたロバートですら「即興を得意とする僕も感服するほどだった」と心を動かされたよう。

作品の技術面についてもロバートはかなり深く入り込んでいるようで、「ちょうどいいバランスを保つのが大事」と語る。実際、「(本作の)エクストリミスのシリーズでは、トニーはアーマーを大幅に強化させていた」と説明するものの、そこでの落とし穴を指摘する。「たとえそれが可能でも行き過ぎは禁物だ。すべてのアイディアを出し切ると、その先がなくなってしまうから、個々の技術に説得力を持たせ、手の内をすべては明かさないことも大事なんだ」。

ここまでロバートが自分の役を深堀し、作品に入り込んで仕上がった『アイアンマン3』が、アメコミ映画が苦戦するといわれている日本でも大ヒットしているのは、従来のコアなファンに加えて、幅広い層からの支持があるからとのこと。『アイアンマン3』の好成績を見ると、いかに日本でも“アイアンマン”というキャラクターが認知されているか感じ取ることができるだろう。

『アイアンマン3』は3D・2D同時に大ヒット公開中。