フランシス・ベーコン展のおかげで来ることができて嬉しい♪
ちなみに「東京オリンピック1964 デザインプロジェクト」の展示も見応えありましたよ!
今では当たり前のようになっているトイレや食堂を示す絵表示、あれを大々的に行ったのは東京オリンピックが初めてなんだそうで、そのデザインを当代きっての一流デザイナー達が競うように考えたんだそうです。
また当時のポスターも今見ても素晴らしい、力強いもので、その時代の息吹の熱さみたいなものを感じましたね! 閉館間近の時間だったのでゆっくり見られなかったのが残念です。
これも会期は残すところあと一週間。ベーコン展のチケットで見られますので、行かれる方はお見逃しなく。
前庭にはこんな展示も。
「夏の家」だそうです。うん、いかにも風通し良さそう。
中の人は展示物ではありません。
向こう側はミュージアム・ショップ。誰でも入れます。
こっち側を撮るとビル群が入り込んじゃうのよね……。
ところでこの日私が見た一番美しいものはベーコンでもデザインでもなく、美術館の上階「眺めの良い部屋」の広々とした窓から見た、夕暮れが夜になる直前の景色でした。
全てが闇に沈む前の、色と形がかろうじて自己主張を続けていられる短い時間、上の写真では邪魔に思えたビル群がなんとも美しいたたずまいを見せておりました。そこでは建設中のビルのてっぺんにあるクレーンさえもが鋭角となって暮れる空に飲み込まれまいとするようで、都会ならではの美しい情景が広がっていたのですよ。光がまだぼんやりとしていて、夜景程のコントラストがないのもまた夢のような雰囲気で、しばし見入っておりました。
目を違う方向に向けると今度は東京タワーが見えたりしてね♪
カメラを持ってあがって来なかった事を心底後悔しましたよ。
え? カメラ?
ええ、一階のロッカーにPCと共にバッグに入れてしまってありましたよ。東京国立近代美術館にはちゃんと100円の戻ってくるロッカーが完備されてましたからね。
全く。人生って、うまくいかないものです。