キムやパリスとは一線を画すセレブ才女、ラシダ・ジョーンズが語る「セレステ∞ジェシー」(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130524-00000009-eiga-movi


ハーバード大学を卒業した才女で、映画「ソーシャル・ネットワーク」やコメディドラマ「パークス・アンド・レクリエーション(原題)」などに出演している女優ラシダ・ジョーンズ。彼女が、「サタデーナイト・ライブ」出身の人気コメディアン、アンディ・サムバーグと共演した新作「セレステ∞ジェシー」は、永遠に親友でいるために離婚する道を選んだ男女を描く、可笑しくて切ないラブストーリーだ。

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 学生時代に恋に落ち結婚したセレステ(ジョーンズ)とジェシー(サムバーグ)。30代になり、起業して多忙な日々を送るセレステは、未だ売れないアーティストのジェシーに離婚を言い渡し、隣同士の家に暮らす関係に満足していた。しかし、ジェシーの生活に予期せぬ変化が起こり、セレステのそばを離れていくーー。脚本家としての顔も持つジョーンズは、かつて交際していたウィル・マコーマックとともにストーリーを練り上げた。

 「この脚本を書き始めた2008年当時、長く一緒にいた末に別れを選択したカップルが何組か私たちの周りにいて、彼らをヒントにしたの。ウィルと私のことじゃないのよ。私たちが付き合ったのは、たったの3週間だから(笑)。でも、セレステとジェシーの友情は、ウィルと私のそれにとても近いわね」

 70年代、80年代のロマンティック・コメディが大好きだというジョーンズは、本作を執筆する間、男女の友情をテーマに描いた「恋人たちの予感」をはじめ、ウッディ・アレンの「アニー・ホール」や「マンハッタン」、ジェームズ・L・ブルックスの「愛と追憶の日々」「ブロードキャスト・ニュース」といった名作を何度も見返したそうだ。

 「あの頃のロマコメは恋愛とドラマのバランスが絶妙で、胸にずっと残るような余韻があった。最近の作品はありきたりな型にハマり過ぎていて、そんな気持ちになれないの。だから、この映画は主人公2人の別れから物語をスタートさせたり、セレステを男性のようなキャラクターにした。ユーモアだけでなく、悲しみや痛みも感じられる、観客が現実との接点を見出せるロマコメにしたかったの」

 米音楽界の帝王クインシー・ジョーンズを父に持つセレブ一家に育ちながらも、堅実なキャリアを築いてきた。ワイルドな私生活や、セックステープ流出で世間を騒がせた令嬢キム・カーダシアンやパリス・ヒルトンのような道に進む誘惑もあったのでは?と尋ねると、「私がカーダシアンみたいになる可能性なんてゼロだったのよ」と大笑いしながら否定。

 「うちの家庭は厳しかったの。両親からは、人生にとって何が大切かをいつも教わった。確かに、派手なパーティーガールたちと一緒に育ってきたわ。でも私はもともと保守的で読書やパズルが趣味で、5歳の頃からハーバード大に行くのが目標だったの。大学ではちょっとハメもはずしたけど、カーダシアンやヒルトンには及ばないわね」

 「セレステ∞ジェシー」は5月25日日本公開。