G・バトラーが大波に挑む男を演じた新作『マーヴェリックス』を語る(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130613-00000004-piaeiga-movi


ジェラルド・バトラーが出演する映画『マーヴェリックス 波に魅せられた男たち』が15日(土)より公開される。本作でバトラーは若き天才サーファーを見守るベテランのサーファーを演じている。ワイルドなルックスと身体能力を活かしたアクションで観客を魅了する一方、繊細な演技力でも定評のある彼は本作とどのように向き合ったのだろうか? 本人が語る特別映像が公開された。

特別映像

本作は、22歳の若さで夭逝した天才サーファー、ジェイ・モリアリティの実話を基にした感動作で、バトラーはジェイを導き、共に伝説の大波“マーヴェリックス”に挑むベテラン・サーファーを演じている。かつてはプライベートでサーフィンを楽しんでいたというバトラーは「ちょうどサーフィンをまた始めようかと、スタントマンでサーファーの友人とマンハッタン・ビーチにライセンスを取りに行こうとしていた時、この映画の脚本が舞い込んだ」と言い、「大波を乗りこなすにはどんな資質が必要なのか? サーファーと海はどんな絆で結ばれているのか? といったサーファーでなくとも興味を惹かれる疑問の数々を、役者としてサーファー役を演じることで、自分なりに理解してみたいと思った」という。

『300〈スリーハンドレッド〉』や『エンド・オブ・ホワイトハウス』など豪快なアクションで知られるバトラーだが、かつては法律を学び弁護士事務所に勤めていた経験をもつ才人で、キャラクターの感情を細やかに演じることでも知られている。彼は自身が演じたフロスティを「いかにも労働者、といった風貌だけど、実は読書好きな詩人でもあったりして、かなりの変わり者」と評し、「危険に立ち向かうスリルと冒険心を大人になった今でも忘れられずにいるがために、良き夫、良き父親として家庭に落ち着きたいという思いと常に葛藤しているわけだけれど、ジェイとの出会いによって父親としての自分に目覚めることになる」と語る。本作は、何者でもない青年が“伝説のサーファー”へと成長していく物語であり、同時にひとりの男性が若者との出会いから絆を深め、彼の“父親代わり”へと変化していく様をとらえたドラマでもある。若者を見守り、自身も変化していく男を演じたことで、バトラーの演技の幅はさらに広がったのではないだろうか。

ちなみに劇中に登場するサーフ・シーンはバトラー本人が挑んでいる。「プロのサーファーじゃないことを考えれば、我ながらかなり頑張ったと思うよ。肉体的なトレーニングを通して精神面での準備をするのが僕のやり方なんだ。今回も大波を何度も乗りこなすことで徐々に自信がついて、冷静な心構えで演技に臨むことが出来たよ」。

『マーヴェリックス 波に魅せられた男たち』
6月15日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー