ネタバレありの感想を書こうとして、ふとストーリーをまるで思い出せない……というか語れないという事実に気づいてしまった私。う~ん、これ見た時酔っぱらってたんだっけかなあ??? 素面だったと思うんだけど???
ストーリーを語ることはできないけれど、何故か各シーンは鮮烈に思い出せるのよね。
つーことはあれか、ストーリーらしいストーリーはほとんどなかったと!
いやいやいや。
……そうではなくて、恐らくシーン一つ一つの印象があまりに強すぎて、ストーリーがどうこうがふっとんじゃったという方が正しい……のだと思う、たぶん。とにかく、やたら座席の上でドキッと跳ねたりビクッと縮こまっていたりしたのは確かです(←迷惑この上ない観客)。
一応、ちょっと下げますね。
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さて、なんでそんなに座席の上で跳びはねてたかというと、銃声のせいです。ほとんど予測不可能なタイミングで銃声が響き渡るので、大きな音に弱い私はそのたびにビクーッとしてしまうのですよ。このタイミングを外すことによる脅かし方、超一流ですね。ヘタなホラーよりよっぽどびびりまくりました、私。
で、銃声がすると、次の画面では何故かこう、裸の男性の厚い胸に穴があいているんですよ。ぽつり、ぽつりと弾痕が。
この映画、やたらと最初から上半身に服着てない男性が登場するんですが、それはこのせいですね。この監督は、男性のむき出しの上半身に穴をあけてみせるのが好みなんでしょう。
だってね、穴が見えるってことは、胸側にはほとんど血が垂れてないってことですよ。「バレット」では弾が人体を撃ち抜くシーンがたくさん出てくるんですが、裸の胸撃たれた場合は弾が貫通して背中に抜けて後ろ側に血は飛び散るのですが前は綺麗なままなのですよ。至近距離だとたぶん弾の入った部分が丸く焼け焦げてる描写もあるんでしょう。とにかく前の方には穴があいてるだけの死体が量産されます。背中から撃たないというのが、ひとつの美学でしょうかね、これ。
ちなみに原題は "Bullet to the Head" なので、「頭に弾丸(ドタマにイッパツ)」という意味ですから、当然頭が銃弾をくらうシーンもたくさんあります。この場合は頭蓋骨が粉砕するので派手に血が噴出するんですが、そんなものよりウォルター・ヒル監督が撮りたかったのは半裸の男性の上半身にばしばし穴をあけることでしたね! いや、おもしろかったからいいんですけど。
それにしてもまとめると一体どういう話になるんだったんだっけ……???