本日DVD発売。アン・ハサウェイが『レ・ミゼラブル』を語る(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000005-piaeiga-movi
日本での観客動員470万人、興行収入58億円を突破し、国内ミュージカル映画歴代1位を記録した映画『レ・ミゼラブル』のブルーレイ&DVDが本日発売された。本作では多くのキャラクターが登場し、それぞれの人生とドラマを見せてくれるが、アン・ハサウェイが演じたフォンテーヌに心を揺さぶられた観客は多いのではないだろうか。
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本作は、ヴィクトル・ユゴーの小説から生まれた傑作ミュージカルを、トム・フーパー監督が映画化した作品。ハサウェイは愛する娘コゼットのためにすべてを捧げる女性フォンテーヌを演じ、第85回アカデミー賞では助演女優賞に輝いた。
そもそも彼女が『レ・ミゼラブル』と出会ったのは7歳の時。母(女優のケイト・マッコーレー)が出演する舞台を鑑賞したという。「母が工場の女性を演じていたの。それを鮮明に覚えているわ。でも初めて『レ・ミゼラブル』につながりを感じたのは、ファンテーヌ役を演じる母を観に行った時だった。当時は、魂が何かなんて知る由もなかったけれど、あの夜、私の魂がこの音楽と融合したのを感じたの。でもこんなふうに私の人生に戻ってくるとは思いもしなかった。母がこの役を演じていたから、どの役もよく知っていたけれど、自分が『夢やぶれて』を歌うことになるとは思いもしなかったわ。でもやりたい役はあの役だけだと気づいて『いいわ、私がファンテーヌになる』と思ったの」。
そこで彼女は「全身全霊でこの映画に関わる」ことを決める。役について徹底的にリサーチをし、髪をバッサリと落とし、フォンテーヌが抱える孤独や惨めさに向かい合った。「髪を切るのは怖かったわ。髪を切る日、私は後悔して、トム・フーパー監督に別の選択肢を頼んだの。私は震えていたわ。でもそれは神の恵みだった。キャラクターも動揺していたから。私はそんなもろい感情のすべてを使って、キャラクターを演じればよかった。進んで髪を切れないなら、体重を減らせないなら、愚かな歌に聴こえたら、それはたぶんその役が自分に十分語りかけていないということなの。何かに本当に情熱を燃やすと、止まれないし、自分に『これって安全? これっていいアイデア?』なんて聞いたりしないわ。疑いなど存在しない。ただ全身全霊を込めて前進するしかないの」。
劇場公開時には多くの観客がハサウェイの演技に高評価を与えたが、ブルーレイ&DVDが発売されたことで、より多くの観客が彼女の全身全霊の演技に心を揺さぶられることになるのではないだろか。