超能力少年のモデルは大友克洋の「童夢」! 『LOOPER/ルーパー』の監督が公言(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130722-00000012-flix-movi
ジョセフ・ゴードン=レヴィット&ブルース・ウィリス、新旧二大スターの共演で話題を呼んだ映画『LOOPER/ルーパー』が、日本のコミックからインスピレーションを受けていたことがブルーレイに収録された監督のオーディオコメンタリーで明らかになった。
映画『LOOPER/ルーパー』は、未来から送り込まれた標的を始末するルーパー(暗殺者)が、一人の少年をめぐって30年後の自分と対峙(たいじ)するSFアクション大作だ。物語の鍵を握る少年シドは、TKと呼ばれる念動力を持つ超能力少年。気持ちが高ぶると、手当たり次第に周囲の物を破壊する危険な力の持ち主だ。監督・脚本のライアン・ジョンソンは、特典のコメンタリーの中で「シドの能力や表現は大友克洋の『童夢』をモデルにした」と語っている。
幼い超能力者という設定はもちろん、シドの下膨れの顔立ちから覚醒時の冷徹な表情、リアルな破壊描写など細部まで、「童夢」やその発展形である「AKIRA」の影響が見てとれる。公開時から大友作品との共通点がインターネット上でも話題になったが、監督自身がその影響を語ったことでファンの推測を裏付けるかたちとなった。なお、大友作品は、ジェームズ・キャメロンやギレルモ・デル・トロら海外の多くの映画人がリスペクトしていることでも知られる。
コメンタリーには小道具や背景に隠された意味など、細部にわたる撮影裏話が盛りだくさん。さらに削除シーン、メイキング、科学考証のほか、ブルース激似に変身したジョセフのメイクアップの裏側も紹介。リック・ベイカーの片腕としてキャリアを重ね、アカデミー賞メイクアップ賞にノミネートされたトップアーティスト・辻一弘のインタビューも必見だ。その奥深い世界を知れば、映画の見方が何倍にも広がるはずだ
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