J.J.エイブラムス、大作の連続に「プレッシャーは常にあるよ」(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130813-00000004-piaeiga-movi
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のJ.J.エイブラムス監督をはじめ、主演のクリス・パイン、ザッカリー・クイント、アリス・イヴが来日。8月13日に都内で行われた記者会見に出席した。
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映画は、様々な星の生命体が共存している未来世界を舞台に、ジェームズ・T・カーク(パイン)をはじめとする仲間たちがエンタープライズ号に乗り込み、危機に立ち向かう姿を描いたSFシリーズ。『…イントゥ・ダークネス』は、2009年に公開された『スター・トレック』の監督、キャストが再集結した作品で、地球を危機に陥れようとする冷酷な悪役ジョン・ハリソンの脅威にカークたちが立ち向かう姿が描かれる。
この日の会見はインターネット上で生中継されており、会見場の壁面のビジョンには視聴者たちの生のコメントがすぐさま現れる仕組みに。会場はもちろん、ネット上の視聴者からも拍手と歓声で迎えられたエイブラムス監督は90秒で短い質問に素早く答えるクイック・クエスチョンに挑戦。「日本へ来るのは何度目?」「7回目!」「最近覚えた日本語は?」「『あ…J.J.』だね(笑)」「好きな日本食は?」「寿司」など親日家ぶりをうかがわせる答えに会場は大いに盛り上がった。
今回の最新作について「脚本が魅力的でユーモアや人間性といったものが描かれており、俳優たちも素晴らしかった。彼らにカメラを向けると生命感があふれてくるのが分かったよ」とコメント。「特に今回は新しいキャラクターが登場するけど、中でもハリソンという男はすごい悪役なのに、共感できてしまうんだ。ベネディクト・カンバーバッチは凄まじい演技を見せてくれた」と称賛を送った。
本シリーズだけでなく数々のTVドラマ、さらにはあの『スター・ウォーズ』シリーズなど、次々と大作の依頼が舞い込むことについてエイブラムス監督は「プレッシャーは常にあるよ」と偽らざる心情を吐露。「ただこういうプロジェクトではチームとして仕事をするわけで、彼らは家族から離れて懸命に仕事に打ち込んでくれる。だからなんとか彼らが報われるような作品にしたいと思ってるよ。正直、全ての人を喜ばせることは難しいだろうとは思ってるし、この作品も『スター・トレック』ファンはもちろん、全ての映画ファンに向けて作ってるんだ。もしも気に入ってもらえなかったら申し訳ないけど、それでもこうした作品に参加するというのはとても感慨深い経験だよ」と笑顔を見せた。
続いて登場したパイン、クイント、イヴの3人も90秒のクイック・クエスチョンに挑戦。パインが最近覚えた日本語は「おいしい」、クイントが好きな日本食は「ラーメン」。さらにイヴには「カークとスポック選ぶならどちら?」という難問が投げかけられ、これにはイヴも「こんなのフェアじゃないわ(笑)!」と困惑しつつ「カーク、スポック、カーク、スポック…やっぱりカークかしら?」とはにかんでいた。
ネット上でも生中継は大盛り上がりのようで、最後まで「We love J.J.」「Cute!」といったコメントが飛び交った。また会見終了後には会場の外で待ち構えていた熱狂的なファンのために、暑さも厭わずクイントが丁寧にサインに応じる姿も見られた。
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
8月23日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほかで公開
※8月16日(金)、17日(土)、18日(日)先行公開あり