【全米興行ランキング】マット・デイモン主演『エリジウム』が初登場1位(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130813-00000012-cine-movi


8月9日から11日(現地時間)の週末全米映画興行成績(出典:Box Office Mojo)は、『第9地区』(’09)の ニール・ブロムカンプ監督がマット・デイモンを主演に迎えて贈るSFアクション大作『エリジウム』が興収2,980万ドル(約29億円)で初登場1位に輝いた。

【写真】『エリジウム』マット・デイモン

長編デビュー作『第9地区』がセンセーションを巻き起こしたニール・ブロムカンプ監督のデビュー2作目として大いに注目を集めた本作だが、どうにか首位は獲得したものの、期待された3,000万ドル(約29億円)超えには及ばず、辛くもトップを勝ち取ったオープニングとなった。富裕層が暮らすスペース・コロニーと貧困層が暮らす荒廃した地上に二分された近未来の地球を舞台に、余命5日と宣告された主人公がレジスタンス軍に参加してどんな病も治す技術を持っているといわれるエリジウム潜入を試みるというストーリー。共演はジョディ・フォスター、シャールト・コプリー。

2位は、事実上の今週の勝者と言われているジェニファー・アニストン&ジェイソン・サダイキス共演のR指定コメディ「We’re the Millers」が初登場ランクイン。組織に追われ、窮地に陥った麻薬密売人の男がメキシコから大量の麻薬を密輸するためニセの家族とともに繰り広げる危険な偽装旅行の行方を描く。監督は『ドッジボール』(’04)のローソン・マーシャル・サーバー。観客の評判も上々で1億ドル(約97億円)も狙える思いがけない好スタートとなった。

ディズニー・ピクサーの大ヒット作『カーズ』(’06)の飛行機版『プレーンズ』は3位に初登場。『カーズ』のオープニング成績6,011万ドル(約58億円)には遥かに及ばないものの、夏休みが終わりに近づくアニメ映画にとっては厳しい時期にあって、この成績は期待以上の大健闘と見られている。そして4位にはローガン・ラーマン主演『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(’10)の続編『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』が初登場ランクイン。こちらは前作の半分以下のオープニング成績に止まり、厳しいスタートとなってしまった。監督は『グレッグのダメ日記』(’10)の新鋭トール・フロイデンタール。

順位は以下の通り。
順位  タイトル  興収$  (累計$)
1. 『エリジウム』 29.8M (29.8M)
2. 『We’re the Millers』(原題) 26.5M (38.0M)
3. 『プレーンズ』 22.5M (22.5M)
4. 『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』 14.4M (23.3M)
5. 『2ガンズ』 11.2M (48.6M)
6. 『スマーフ2 アイドル救出大作戦!』 9.3M (46.4M)
7. 『ウルヴァリン:SAMURAI』 8.0M (112.0M)
8. 『死霊館』 6.7M (120.7M)
9. 『怪盗グルーのミニオン危機一発』 5.7M (338.3M)
10.『Grown Ups 2』(原題)3.7M (123.8M)

今週は、カルト的人気を博したティーンズ・バイオレンス・アクション『キック・アス』の続編『Kick-Ass 2』の登場に注目。その他、豪華キャスト勢揃いで贈る『プレシャス』のリー・ダニエルズ監督の最新ドラマ「Lee Daniels’ The Butler」(原題)、アシュトン・カッチャー主演の話題の伝記ドラマ『スティーブ・ジョブズ』、ジョゼフ・ファインダーのベストセラー小説「侵入社員」を『ハンガー・ゲーム』のリアム・ヘムズワース主演で映画化した企業サスペンス『Paranoia』(原題)などが公開される。