『第9地区』主演俳優がまるで別人!マット・デイモンもおびえるキレっぷり(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130926-00000004-flix-movi
世界で高い評価を受けた映画『第9地区』の主演に引き続き、同じくニール・ブロムカンプ監督の新作『エリジウム』で驚異の演技を見せたシャールト・コプリーの、あまりのひょう変ぶりが話題を呼んでいる。
イカレっぷりがすごい!映画『エリジウム』シャールト・コプリー特別動画
『第9地区』では主人公とはいえ、エイリアンと地球との闘争に巻き込まれる小市民を演じていたコプリー。ハリウッド進出作『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』ではメカオタクなマードックを演じるなど、作品ごとにまるで違う印象を与えてきた。
さらに今回、コプリーが演じたのはムキムキの元特殊部隊員で腕利き殺し屋エージェント、クルーガー。ジョディ・フォスターふんする冷酷な防衛省長官に雇われ、貧困層の人々が住む地球に潜伏。エリートたちが暮らす理想郷、エリジウムに貧しい人々がちょっとでも近づこうものなら、宇宙船ごとせん滅してしまうという、殺し屋というより殺人マシーンといった方がふさわしい非道な男だ。
そんな彼と対決する羽目になる主人公マックスを演じたマット・デイモンはあまりのコプリーの迫力に圧倒され、「彼の演技がすごいのか。それとも、彼自身の頭がイカれているのか」とコメントしたほど。ブロムカンプ監督も「彼の本能むき出しのたけだけしい演技は必見!」と大絶賛している。
本作で全く新しいタイプの悪党を生み出すことに成功したコプリー。『第9地区』『エリジウム』とブロムカンプ監督作品には不可欠な俳優であり、監督の次回作『チャッピー(原題) / Chappie』への出演も決定している。本作は人工知能を植え付けられたロボット、チャッピーが地元のギャング2人組に盗まれてしまい、大騒動となるというストーリー。描かれるのは近未来で、コプリーは主役であるチャッピーの声を担当している。次はどんな怪演を見せてくれるか、期待したい。(文・高山亜紀)
映画『エリジウム』は全国公開中