第86回アカデミー賞「ゼロ・グラビティ」「アメリカン・ハッスル」が最多10部門ノミネート(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000022-eiga-movi


米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは1月16日(現地時間)、第86回アカデミー賞のノミネート作品を発表した。最多ノミネートとなったのは、「ゼロ・グラビティ」と「アメリカン・ハッスル」の10部門。次いで、「それでも夜は明ける」が9部門で後を追っている。

 主要部門では、デビッド・O・ラッセル監督作「アメリカン・ハッスル」が“旋風”を巻き起こした。作品賞、監督賞、主演男優賞(クリスチャン・ベール)、主演女優賞(エイミー・アダムス)、助演男優賞(ブラッドリー・クーパー)、助演女優賞(ジェニファー・ローレンス)の全てに名を連ねた。「ゼロ・グラビティ」は作品賞、監督賞(アルフォンソ・キュアロン)、主演女優賞(サンドラ・ブロック)の3部門だった。

 なお、宮崎駿監督作「風立ちぬ」が長編アニメーション賞にノミネートを果たしたほか、ニューヨーク在住40年の日本人前衛芸術家・篠原有司男と妻・乃り子に密着した「キューティー&ボクサー」(ザッカリー・ハインザーリング監督)が長編ドキュメンタリー賞、森田修平監督作「九十九」が短編アニメーション賞がノミネートされている。

 第86回アカデミー賞授賞式は、3月2日(日本時間3日)に米ハリウッドのドルビー・シアターで行われる。

 発表されたノミネート作品は以下の通り。

▽作品賞
「アメリカン・ハッスル」
「キャプテン・フィリップス」
「ダラス・バイヤーズクラブ」
「ゼロ・グラビティ」
「her 世界でひとつの彼女」
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
「あなたを抱きしめる日まで」
「それでも夜は明ける」
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

▽監督賞
デビッド・O・ラッセル「アメリカン・ハッスル」
アルフォンソ・キュアロン「ゼロ・グラビティ」
アレクサンダー・ペイン「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
スティーブ・マックイーン「それでも夜は明ける」
マーティン・スコセッシ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

▽主演男優賞
クリスチャン・ベール「アメリカン・ハッスル」
ブルース・ダーン「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
レオナルド・ディカプリオ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
キウェテル・イジョフォー「それでも夜は明ける」
マシュー・マコノヒー「ダラス・バイヤーズクラブ」

▽助演男優賞
バーカッド・アブディ「キャプテン・フィリップス」
ブラッドリー・クーパー「アメリカン・ハッスル」
マイケル・ファスベンダー「それでも夜は明ける」
ジョナ・ヒル「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
ジャレッド・レト「ダラス・バイヤーズクラブ」

▽主演女優賞
エイミー・アダムス「アメリカン・ハッスル」
ケイト・ブランシェット「ブルージャスミン」
サンドラ・ブロック「ゼロ・グラビティ」
ジュディ・デンチ「あなたを抱きしめる日まで」
メリル・ストリープ「8月の家族たち」

▽助演女優賞
サリー・ホーキンス「ブルージャスミン」
ジェニファー・ローレンス「アメリカン・ハッスル」
ルピタ・ニョンゴ「それでも夜は明ける」
ジュリア・ロバーツ「8月の家族たち」
ジューン・スキッブ「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」

▽脚本賞
エリック・ウォーレン・シンガー、デビッド・O・ラッセル「アメリカン・ハッスル」
ウッディ・アレン「ブルージャスミン」
クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック「ダラス・バイヤーズクラブ」
スパイク・ジョーンズ「her 世界でひとつの彼女」
ボブ・ネルソン「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」

▽脚色賞
「ビフォア・ミッドナイト」
「キャプテン・フィリップス」
「あなたを抱きしめる日まで」
「それでも夜は明ける」
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

▽視覚効果賞
「ゼロ・グラビティ」
「ホビット 竜に奪われた王国」
「アイアンマン3」
「ローン・レンジャー」
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」

▽美術賞
「アメリカン・ハッスル」
「ゼロ・グラビティ」
「華麗なるギャツビー」
「her 世界でひとつの彼女」
「それでも夜は明ける」

▽撮影賞
「グランド・マスター」
「ゼロ・グラビティ」
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
「プリズナーズ」

▽衣装デザイン賞
「アメリカン・ハッスル」
「グランド・マスター」
「華麗なるギャツビー」
「The Invisible Woman(原題)」
「それでも夜は明ける」

▽長編ドキュメンタリー賞
「アクト・オブ・キリング」
「キューティー&ボクサー」
「Dirty Wars(原題)」
「The Square(原題)」
「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」

▽短編ドキュメンタリー映画賞
「Cavedigger(原題)」
「Facing Fear(原題)」
「Karama Has No Walls(原題)」
「The Lady in Number 6: Music Saved My Life(原題)」
「Prison Terminal: The Last Days of Private Jack Hall(原題)」

▽編集賞
「アメリカン・ハッスル」
「キャプテン・フィリップス」
「ダラス・バイヤーズクラブ」
「ゼロ・グラビティ」
「それでも夜は明ける」

▽外国語映画賞
「オーバー・ザ・ブルー・スカイ」(ベルギー)
「追憶のローマ」(イタリア)
「偽りなき者」(デンマーク)
「ザ・ミッシング・ピクチャー(英題)」(カンボジア)
「Omar」(パレスチナ)

▽音響編集賞
「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」
「キャプテン・フィリップス」
「ゼロ・グラビティ」
「ホビット 竜に奪われた王国」
「ローン・サバイバー」

▽録音賞
「キャプテン・フィリップス」
「ゼロ・グラビティ」
「ホビット 竜に奪われた王国」
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
「ローン・サバイバー」

▽メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「ダラス・バイヤーズクラブ」
「ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中」
「ローン・レンジャー」

▽作曲賞
ジョン・ウィリアムズ「やさしい本泥棒」
スティーブン・プライス「ゼロ・グラビティ」
ウィリアム・バトラー、オーウェン・パレット「her 世界でひとつの彼女」
アレクサンドル・デプラ「あなたを抱きしめる日まで」
トーマス・ニューマン「ウォルト・ディズニーの約束」

▽主題歌賞
“Alone Yet Not Alone”「Alone Yet Not Alone(原題)」
“Happy”「怪盗グルーのミニオン危機一発」
“Let It Go”「アナと雪の女王」
“The Moon Song”「her 世界でひとつの彼女」
“Ordinary Love”「マンデラ 自由への長い道」

▽長編アニメーション賞
「クルードさんちのはじめての冒険」(監督:クリス・サンダース、カーク・デミッコ)
「怪盗グルーのミニオン危機一発」(監督:クリス・ルノー、ピエール・コフィン)
「アーネストとセレスティーヌ」(監督:バンジャマン・レネール、ステファン・オビエ、バンサン・パタール)
「アナと雪の女王」(監督:クリス・バック、ジェニファー・リー)
「風立ちぬ」(監督:宮崎駿)

▽短編アニメーション賞
「Feral(原題)」
「Get A Horse!(原題)」
「Mr. Hublot(原題) 」
「Room on the broom(原題)」
「九十九」

▽短編実写映画賞
「Aquel No Era Yo(That Wasn't Me)(原題)」
「Avant Que De Tout Perdre(Just Before Losing Everything)(原題)」
「Helium(原題)」
「Pitaako mun kaikki hoitaa?(Do I Have To Take Care Of Everything?)(原題)」
「The Voorman Problem(原題)」