ディカプリオ、アカデミー賞にはこだわらない!本当の“俳優”になれる日(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140118-00000019-flix-movi

『タイタニック』などで知られるレオナルド・ディカプリオが、俳優業へのこだわりを明かすとともに「アカデミー賞にはこだわっていないよ」と語った。映画 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の演技が絶賛されているディカプリオは、すでにゴールデン・グローブ賞男優賞(コメディー / ミュージカル)を受賞。アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされ、自身初の受賞が期待されている。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』場面写真

  「僕が誇りに思っているのは、12歳のときから俳優になりたくて、その夢をかなえたことなんだ」というディカプリオは、そのきっかけとなった出来事に言 及。「僕の物心ついてからの最初の記憶は、ステージに飛ぶように上がったことなんだ。コンサートなのか、何かのお祭りだったのか……連れて行ってくれた父 親に『レオ、あそこに上ってみろ!』ってけしかけられたのは覚えているよ。そして、なぜか観客が拍手をしてくれた(笑)。今でも、ステージに上がったとき の興奮の原点といえるのは、あのときのことだ」と振り返った。

 そして、世の中には“俳優”という職業があることを知り、それになることを目指すようになったのだという。ディカプリオは「本当の意味で、演技で食べて いくのがどういうことなのかを知っていたかはわからないけれど、とにかく僕は俳優になろうと思ったんだ。義兄が似たようなことをやっていたのも大きな要因 だったと思うよ」と過去の自分を笑ってみせた。

 今やハリウッドのトップスターになったディカプリオは“俳優”という仕事について「特権」だと語る。「僕を俳優という仕事に駆り立てているのは、それが 僕のために用意されたものだと感じているからだ。ただ才能があるだけではダメで、それを育むための環境、そして生かせるだけのチャンスがないといけない。 現にそうした要素が絡み合って、僕はここにいる。そのことに僕は感謝をしているし、だからこそ自分が演技を続けないといけないと思っているんだ」。

 その一方で、アカデミー賞については「もちろん欲しいけど、そのために演技をしているわけではない」とあっさり。「僕には『ボーイズ・ライフ』の昔から 今に至るまで、まだまだ俳優としてやるべきこと、学ぶべきことがある。僕が本当の意味で俳優になれるのは、アカデミー賞を獲得したときじゃない。俳優とし て全てをやり尽くして『やめたい』と思ったときに初めて、俳優になれるんだと思う」とディカプリオはほほ笑みながら、自らのゴールに思いをはせていた。