“映像美”が話題!『トゥ・ザ・ワンダー』&『ゼロ・グラビティ』の共通点とは(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140124-00000011-cine-movi


1本1本の映画が芸術作品として高い完成度を誇り、“生きる伝説”と称されるテレンス・マリック監督最新作にして、ベン・アフレック主演作『トゥ・ザ・ワンダー』。

【写真】映像美を追求した2作品

約40年間もの監督人生の中でわずか6本と寡作にもかかわらず、多くのスターから出演を熱望されるテレンス・マリックがメガホンを握り、話題を呼んだ本作。愛がいかにして人生を変え、破壊し、再構築していくかを探求する物語にベン・アフレックを始め、オルガ・キュリレンコ、レイチェル・マクアダムス、ハビエル・バルデムら、ハリウッドスターが豪華共演を果たした。

幻想的かつ詩情豊かな映像で観客を感嘆させた本作と、圧倒的なリアリティを観客に届けて現在大ヒット中の『ゼロ・グラビティ』。一見、対照的な両作品には、1つの共通点がある。全く異なる種類の“映像美“で話題を呼んでいるこの2作は、実は同じ撮影監督によって撮影されていたのだ。

その撮影監督とはエマニュエル・ルべツキ。今年度の『ゼロ・グラビティ』でのノミネートを含め、アカデミー賞「撮影賞」に6度もノミネートされた現代最高峰のカメラマン。

彼の卓越した撮影技術は、『トゥ・ザ・ワンダー』のマリック監督や、『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン、『スリーピー・ホロウ』のティム・バートン、『バーン・アフター・リーディング』のジョエル&イーサン・コーエン兄弟など、映画界の巨匠たちを魅了し続けている。特にマリック監督とは『ニュー・ワールド』、『ツリー・オブ・ライフ』に続いて3度目のタッグとなり、今後公開予定の作品でも撮影を担当する。

本作では、“西洋の驚異”と称されるフランスのモンサンミシェルを、またオクラホマ州バートルズビルの荒涼とした自然や家並みを、スクリーンにまばゆく描き出してみせた。これはエマニュエルが、マリック監督と共に「自然光」を駆使した撮影にこだわり抜いた結果として生み出されたものだ。

映画館で宇宙空間を体感した後は、愛の移ろいとともに変化する美しい情景を堪能してみては。


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