鳥山明の人気コミックを原作とする大ヒットテレビアニメ「ドラゴンボールZ」(フジテレビ系)の人気エピソード「魔人ブウ編」が、新たに「ドラゴンボール改」の続編として4月から放送されることが明らかになった。

 「ドラゴンボール改」は1989年から1996年にかけて放映された「ドラゴンボールZ」をデジタル技術でリマスターし、新たなアニメーションとして復 活させた作品。再編集によって鳥山の原作に近いスピーディーな構成が実現し、セリフも可能な限り原作に忠実な状態で再録されている。

 2009年から2年にわたって「サイヤ人編」から「セル編」までが放送されたが、「ドラゴンボールZ」の放送開始から25年となる今年4月より、満を持 して「魔人ブウ編」の放送が開始。魔人ブウは、邪悪な魔道士ビビディによって創り出された魔人で、孫悟空たちをいとも簡単に翻弄する、原作では最強の力を 誇る存在。アニメはセルを倒した孫悟飯が高校生活を始めるところからスタートし、やがて戦士たちがブウとの壮絶な戦いへと進んでいく姿を描き出す。

 もちろん前回同様デジタルリマスター版となり、音声も野沢雅子をはじめとする声優陣が再収録。画面もオリジナルフィルムから16:9サイズで抜き取られ ており、東映アニメーションの林田師博プロデューサーは「画面両サイドにおいては、当時隠れて見えていなかった部分が初めてテレビでご覧いただけます」と コメント。「近年の映像技術の発達はめざましいものがありますが、本作で関わったスタッフ全員が渾身の力を込めて、よりクオリティの高い映像に仕上げてい ます。その違いを発見することも視聴者の皆さまにとって、お楽しみの一つになるかと思います。正に映像“改”革!」と自信をのぞかせている。(編集部・入 倉功一)

テレビアニメ「ドラゴンボール改」は4月6日より放送開始(毎週日曜午前9時~)