声優にもこだわる「平成ライダー」 アニメ・ゲーム界の人気者が勢揃い（クランクイン！） - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140323-00030009-crankinn-movi
とどまるところを知らない声優人気だが、それは何もアニメやゲームの世界だけの話ではない。実写・特撮ヒーローの雄「平成ライダー」でも声優は大人気だ。3月29日（土）公開の映画最新作『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊』でも人気声優の鈴村健一と神谷浩史のゲスト出演が発表され、大いにニュースをにぎわせたが、ここで少しばかり「平成ライダー」シリーズにおける声優人気を振り返ってみよう。
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なんといっても「平成ライダー」シリーズで最高の声優人気を誇るのがシリーズ第8弾の『仮面ライダー電王』（07）だ。この作品では、人間に憑依して仮面ライダーに変身する怪人イマジンの声を演じた声優たちが人気者となったが、それもそのはず。彼らはもともとアニメ・ゲーム界での人気者ばかり。
まず、佐藤健演じる主人公・野上良太郎の相棒的存在で、憑依して電王に変身するイマジン・モモタロスの声優・関俊彦は1987年にTVアニメ『赤い光弾ジリオン』で初主演を務めて人気に。『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）のヒット作をTVアニメ化した『F』（88）で主人公の赤木軍馬を、『YAWARA！』（89）でヒロインの柔を支え、やがて結ばれる記者・松田耕作役を好演。「なんびとたりとも俺の前は走らせねぇ！」や「柔さーん！」という彼の声を聞けば当時を思い出すリアルタイム世代も多いのでは？
イマジン仲間のウラタロスの声優・遊佐浩二は95年に『黄金勇者ゴルドラン』でデビュー。96年の『超者ライディーン』のライディーン・アウル／鳥飼銀牙役や10年の『絶対可憐チルドレン』の兵部京介役で人気を博した。同じくキンタロス役のてらそままさきは87年に『仮面ライダーBLACK』で宿敵シャドームーンの声で声優デビュー。『ER 緊急救命室』第6シーズンから登場したルカ・コバッチュなど外国TVドラマの吹き替えも多い。仮面ライダーゼロノス・ベガフォームに憑依・変身するイマジン・デネブの声を演じた大塚芳忠は『真相報道 バンキシャ！』（日本テレビ系）などTVでその声を聞かない日はない大人気ナレーターだが、『重戦機エルガイム』（84）のミラウー・キャオや『新スタートレック』（87）のデータ少佐などアニメ・外国ドラマでの活躍も多い。
イマジン・ジークの声を演じた三木眞一郎は『ポケモン』から『頭文字D』、『フルメタル・パニック！』などさまざまなジャンルの人気シリーズで活躍し、幅広い層から支持を受ける人気声優中の人気声優。とにかくこれまでに列挙した代表作のタイトルを聞いただけでもその実力と人気のほどがお分かりいただけることだろう。アニメやゲームでもこれほどの豪華メンバーが揃うことはそうはない。
その人気を証明するかのように関、遊佐、てらそま、鈴村の4名がイマジン名義で熱唱した番組後期のエンディング曲「Climax Jump DEN-LINER form」のCDがオリコン初登場第2位を記録。特撮番組の主題歌として初の快挙を成し遂げ、社会現象まで巻き起こした。その功績が認められ、同メンバーは「第2回声優アワード」でシナジー賞を受賞している。
CDだけでなくDVD Vol.1も平成ライダー史上最高の売り上げを記録し、劇場版公開記念の声優陣総出演によるトークライブを収録したDVDも驚異的な数字を弾き出した。
……と、なんだか『電王』自慢のような話になってきたので、軌道修正して……豪華メンバーといえば03年公開の『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』には、声優界の大重鎮・納谷悟朗、加藤精三、飯塚昭三の3人が黒幕役で顔出しで出演。近年の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード＆フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』（12）でも、3人のラスボス・アクマイザーの声をデーモン閣下（ザタン）、関智一（イール）、三ツ矢雄二（ガーラ）が演じたりと「平成ライダー」の「声」へのこだわりぶりは侮れない。それも「平成ライダー」の大いなる魅力のひとつである。
果たして『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では声優陣はどのような活躍を見せてくれるのだろうか!? 彼ら「平成ライダー」声優陣の声を少しでも長く聞きたい方はエンディングを決めるファン投票で平成ライダーに一票を入れ、平成ライダーを勝利に導こう！
