日米に共通!? ドラマ・ヒロインに学ぶ“出来る女”が持ち合わせる才能(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140326-00000008-cine-movi


現在放送中の天海祐希・主演のドラマ「緊急取調室」を始め、過去に好視聴率を記録した「BOSS」や「アンフェア」「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」など女性刑事たちが活躍するドラマが日本で注目を集めている。しかし、そんな彼女たちにも負けない最強(?)のヒロインが海を超えこの春、日本に上陸する。

【海ドラの“出来る女”レイダー&ブレンダ/大きい写真】

そのヒロインとは、海外の人気刑事ドラマ「クローザー」のスタッフ・キャストが再集結したクライム・サスペンスドラマ「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」で辣腕をふるう女性警部シャロン・レイダー。冷静沈着でチームワークを大切にする“出来る女”だ。

まずは刑事たるもの“頭の回転”の速さは必須。その点で言えば、日本ドラマ「緊急取調室」で天海さん演じる真壁有希子は相当の切れ者だが、レイダーも持負けず劣らずの抜群のキレを発揮する。秘密を抱えた犯罪者たちが告げる偽りの言葉の、裏の裏のさらに裏まんで読むその聡明っぷりは痛快と言えるほど。

真壁もレイダーも犯人たちの自供から事件を解決へと導いていくのだが、その方法は少し違っている。真壁はタイトルにもある通り“取調べ”、一方のレイダーは“司法取引”。

真壁は事件を徹底的に調べ上げ証拠を集め、時に犯人に同情し、時に強引に問い詰めるその姿はまさに取調室で行われるエチュード(即興劇)。この捜査方法は、「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」の前シリーズとなる「クローザー」の主人公・ブレンダを彷彿とさせる。

一方のレイダーが目指すのは揺るぎない有罪判決を犯人に与えること。自白を引き出させることよりもいかに“効率的”に事件を終結へと導くか、そんな徹底した捜査方法からも彼女の現実的な女性ならではの信念を感じさせるものとなっている。

次にチームをまとめ上げる“リーダーシップ”。先頭に立って、犯人からも内部の圧力からもチームを守らなければならない立場にある彼女たちだけに必要なスキルだ。頭脳明晰なだけではどの世界でも人の心は掴めないのは道理。

日本のドラマに見るヒロインたちは、篠原涼子演じる「アンフェア」の雪平夏見のような一匹狼風だったり、天海さん「BOSS」大澤絵里子のようなゴリゴリの体育会系だったり、はたまた戸田恵梨香演じる「SPEC」の当麻紗綾のような自由奔放な天才系だったりと誰もがスタンドプレーを得意としているようだが、レイダーはチームワークに重点を置き、手柄はみんなで分かち合おうとするチームプレー型の上司。

「クローザー」の主人公・ブレンダ然りだが、レイダーはメンバーを納得させるだけの有
能さは見せるものの、そこに自己顕示欲や女王様スタイルはなく、男性社会の刑事の世界で女性ならではのしなやかさやエレガントさを上手く織り交ぜつつ、仲間を愛し、理解を示して信頼を勝ち得ていくという、海外ドラマの中でも“上司にしたい女性No.1”のヒロイン。しかし、過去のある出来事から部下たちは彼女に疑いの目を向けており、そこでレイダー流のリーダーシップがどのように発揮されるのはドラマの中で確かめてみて。

はち切れんばかりのあふれる魅力をもつレイダー。最強の“出来る女”なのでは? と日本上陸に期待が膨らむが、そんな彼女に負けず劣らずの「クローザー」のブレンダを含めシリーズ全体から“出来る女”を学んでみては?

「MAJOR CRIMES~重大犯罪課<ファースト・シーズン>」DVDは4月2日(水)より発売。

「クローザー」【初回限定生産】コンプリート・シリーズ(47枚組)も4月2日(水)より発売。