アイアンマン、ソー、ハルクと日本の少年が共に戦う!「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」がテレ東で放送開始(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140413-00000009-flix-movi
アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカ……米マーベル・エンターテイメントのヒーローたちが日本を舞台に、日本の少年たちと力を合わせ地球征服の野望を阻止するアニメ「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」(毎週水曜午後6時半~)の放送が、テレビ東京系6局ネットではじまった。マーベルにとっては悲願ともいえる作品。マーベルのクリエイター&コンテンツ開発担当シニア・バイスプレジデントのC.B.セブルスキー氏に思いを聞いた。
アベンジャーズのほか、スパイダーマンやX-MENなど世界有数のキャラクターを擁し、70年以上、さまざまなメディアでコンテンツを提供してきたマーベル。日本のマーケット進出への思いも長年強くあったが、セブルスキー氏は「私たちが、日本の消費者に一方的に(マーベルの世界を)プッシュしすぎて、チャンスがなかった」と明かす。
「海外では家の窓を開ければ、そこにマーベル(の世界)があるが、日本はそうはなっていなかった。日本の視聴者がほしいと思っているものを我々が聞き、自分たちの身近な世界と感じてもらえるものを作る必要がある」
セブルスキー氏は米国で幼い頃、「マッハGoGoGo」や「ゴジラ」などをテレビで見ていた。日本の食材を売るスーパーで、日本の子供たちが読んでいた漫画にふれ、英訳された漫画「子連れ狼」にもハマったという。エンターテインメントを仕事にしたい、そして「日本でも仕事がしたい」と思うようになる。大学で日本語のクラスをとり、日本留学もした。アメリカの大学の卒業論文は日本の漫画だった。
卒業後、日本に戻り4年以上過ごした。その間、数々の漫画家と出会った。「大友克洋、井上雄彦、江川達也、浦沢直樹……この人たちを尊敬している。もちろん手塚治虫さんも」
思い入れが強い日本での第一弾「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」では、作品のアイデア、キャラクター選定にもかかわった。「子供たちが(ヒーローを)身近に感じ、親しみが持てるようになる。そのヒーローを少年たちがコントロールもできる。強いヒーローを待つのではなく、自分が行動を起こすことで強くなれるというメッセージがある」。セブルスキー氏は、期待に満ちた顔で、こうつぶやいた。「窓を開ければマーベルの世界があることを、日本の子供たちに伝えられる初めての機会になるんじゃないかな」